このブログ公開したら、オリジナル撮影用からのレプリカって
オークションで言わなくなったみたいで(笑)
こんなブログとか言ったら失礼だけど
見てるんですね〜😅
現在流通しているウルトラマンのBタイプマスクは、2種存在しています。
色々なブログで「当時のプロップからのレプリカ」と紹介されているのは残念な事です。
ヤマダマサミ氏のバージョンは流通していないと思うので、2種とします。
自作やガレージキット等を含めるとかなり多くなってしまいますが、、。
Bタイプのマスクは展示会の後、行方不明になっていますので、
オリジナルプロップは今も誰かが持っているか、破棄されたかです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20181003/23/munchen-pokute/da/cf/j/o1407092314277611905.jpg?caw=800)
上の画像は、「雑誌 宇宙船」の誌上にて初めて
" オリジナルマスク " として掲載されたもの。
このマスクは長い間、現存するプロップとしてイベント等で公開されて来ました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20181003/23/munchen-pokute/20/a0/j/o1280087614277611877.jpg?caw=800)
実際にはは品田冬樹氏の作ったレプリカです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20181003/23/munchen-pokute/c6/5c/j/o1280095014277611827.jpg?caw=800)
2種あるBタイプ。
左側が品田冬樹氏製作のバージョン。
右側が原口智生氏製作のバージョン。
大きさを比べると、品田氏のものが少し大きめです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20181003/23/munchen-pokute/19/4f/j/o0854128014277611847.jpg?caw=800)
品田氏のバージョンは目と口が大きく造形されています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20181003/23/munchen-pokute/13/d7/j/o0884128014277611852.jpg?caw=800)
それに対して、原口氏のバージョンは目と口が小振りです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20181003/23/munchen-pokute/e5/37/j/o1280058214277611858.jpg?caw=800)
口の部分だけでもかなりの違いが見受けられます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20181003/23/munchen-pokute/df/8f/j/o1280100714277611870.jpg?caw=800)
特徴的な口の部分の処理。
金属用のノコで切った時に誤って切り過ぎてしまった跡まであります。
口はけっこう粗く仕上げてあります。
造形の師匠から聞いた話だと、品田氏曰く
「けっこう仕上げも雑で良いと言うので、楽な仕事だった。」
という事でした(^o^;)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20181003/23/munchen-pokute/43/a6/j/o1280088214277611873.jpg?caw=800)
それに対して原口氏のバージョンは丁寧に仕上げてあります。
特徴的なのは、向かって右側の唇の下部が凹んでいる事。
品田氏の物も少し凹んでいますが、こちらほど顕著ではありません。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20181003/23/munchen-pokute/22/37/j/o1280101614277611862.jpg?caw=800)
横から見るとかなり違いがあります。
耳の大きさと解釈の違い。
そして、耳の後ろの部分のフォルムです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20181003/23/munchen-pokute/5a/15/j/o1280089114277611866.jpg?caw=800)
頬の痩けている感じは、品田氏のタイプが強い気がします。
2人の有名な造型師の作る2つのバージョン。
どちらがお好みでしょうか?
特筆すべきは、この2つのBタイプが " 大きさ " 、" 造形 " ともそれほど
差異がない事です。
同じ資料(当時の映像や、スチール等)で作られた物であること。
これは中々素人ではできないプロの造型師の " 技 " と言わざるをえません。
素晴らしい技術です。