エキスプロ再訪 | 特撮PROP COLLECTION

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特撮ヒーローのマスクや小道具などについて呟いて行きます。



何年か振りに「エキスプロダクション」にお邪魔して来ました(^_^)

久しぶりに八木さんにお会いして、当時の裏話などお聞きしてあっという間に
時間が過ぎて行きました。
八木さんは当時の事を良く覚えてらっしゃって、色々と参考になりました。
連れて行ってくれた九州の友人UM氏に感謝です。



前回は撮影しなかった「エキスプロ」の外観です。
普通の住宅街の中にあります。
FRPの臭いや人の出入り、深夜の騒音等であちこち転々とさせられ
ここに落ち着いています。



マニアにとっては、この看板を見るだけでワクワクしてしまいます(^_^)



郵便受けの上には何故かパンダの造形物。
過去に製作した物をアイキャッチとして置いてあるんでしょう。



前回お邪魔した時に飾ってあったマスク類も健在でした。
そこに飾ってあったサンダーマスクですが、サフのままなのでレプリカだと
思い込んでいました。



今回改めて手に取らせて頂いたのですが、何と当時のオリジナル原型(・・;)
目のパーツもクリアのタイプで、無理矢理サフを吹かれていました。
裏側にはGボンドの跡が残っていて、使用した形跡さえありました。


そして、話は仮面ライダー系に、、。

当時の話を聞いて驚いたのは八木さんが美術全般を手がけていた事。
下の画像はショッカーのアジトの一場面ですが、これらのデザイン、製作は
八木さんがやっていたと言う事!! これは驚きです。



八木さんはデザインのみで、大道具さんが全て作っていると思っていました。
大道具さんは、大体の大まかな作りのみで、装飾や電飾等は全て八木さん。
確かに大道具さんでは作れない物が多いです(^o^;)
あのサイケデリックな独特の雰囲気は八木さんの功績だったんですね。



ただし、このタイムトンネルのような渦巻き状のデザインは三上陸男氏の
手による物らしいです。実に大胆なデザインです(^_^)

「70年代のエキス製作のヒーローはパールを吹いていましたよね?」と言った所
旧1号の話題になり、
「小河内のロケの時はまだパールを吹いてなかったよ」と言われて驚愕(・・;)
家に帰って確認してみると、、。あれ??



いや、パール吹いてますよね?(^o^;)



このメタリック感は、パールだと思います(^o^;)
当時のラッシュを見て、
「マスクが真っ黒に見えてしまうのでパールを吹いて目立つようにした。」
と、言っておりました。


今回は時間があったので、大量に当時のメイキング的なスチールを見せて頂きました。
本来は門外不出で見せてはいけないのですが、画像を縮小して数点載せます。

バロム1の有名な額のBの文字が白いNGタイプのスチール。
このアングルは見た事が無いと思います。



同じくポーズ違い。
恐らく色々なポーズを取る途中の珍しいスチール(^_^)



第1話の怪人、オコゼルゲ。色合いが奇麗です。



ラストを飾るのは、「好き好き魔女先生」の菊容子さん。
恐らく衣装合わせか、オーディションのスチール。
当時、大好きでした。



今回は、またエキスプロを訪れた話でした。