人造人間キカイダープロップ <番外編> | 特撮PROP COLLECTION

特撮PROP COLLECTION

特撮ヒーローのマスクや小道具などについて呟いて行きます。


実はこの一連のマスク、ベルト以外にコスチュームが残っていました。
ハワイのショーで使われたジャージ版のコスチュームです。
本編の物とは違っているので、番外編としました。



上着の表側。当時の物より厚手の生地です。
レオタードのようになっています。
電波人間タックルのスーツも同じ作りになっています。
スカートの生地が合皮だったりするのはこの作りのせいです。



青の部分はだいぶ色褪せた印象ですが、赤の方はまだいい発色です。
開米製作のヒーロー物は、他にレインボーマンがありますが
こちらも同じく2ピースのコスチュームになっています。



ズホンの表面。
よく見ると、ベルト通し用の黒い糸が見えます。
01のズボンにも銀色?のベルト通しかあります。



裏側。だいぶラテックスが劣化しています。



かなり当時に似た作りですが、メカ部分は逆モールドです。
恐らく、粘土にメカパーツを押し付けてそのまま石膏で型取りしたからでしょう。
本来はそこからメス型を作らないと本来の撮影用にはなりません。



こちらは、キカイダーのマスクに付いていた下面。
穴の開け方が適当です(^o^;)
でも、オリジナルの下面なのかも知れません(^o^)
実は最初は小さな覗き穴が開いていて、後年穴を大きくした可能性もあります。
プロの仕事としては " 雑 " ですからね(^_^;)



マスクに付いている状態。



逆側。



キカイダーのマスクは、この下面のみで固定されています。
「それで大丈夫なのか?」と思いますが、被ってみると驚く程安定が良いのです。



ちなみにブーツは01用の物を改造&リメイクして使用しています。
本来はブーツの色が逆ですから強引にリペイントしたのでしょう。
こちらはもしかすると、プロップなのかも知れません(^_^)



銀色のメカパーツも銀色のテープを貼って、ラインを引いただけ。適当過ぎます(^_^;)
ブーツの底の部分に穴が開いています。
展示に使った跡ですね。



着用するとこんな感じです(^o^;)
ご覧の通り、着用方法が間違っています。
本来はレオタードのようになっているハイレグの上着を着てから、
ズボンを履くのが正解です。



以前、雑誌「宇宙船」で、現在はスーツアクターの破裏拳竜氏がキカイダーの
コスチュームを着ていた事があるのですが、
この着方をしていたのであまり深く考えずに着てしまいました。



逆に着ているので、メカのパーツが隠れてしまっています(^o^;)




何にしても、このコスチュームが残っていた事に感動を覚えました(^_^)