ソフビのマスクの収集があらかた終わると次にFRPのマスクに
嗜好が傾いて来ます。
F.R.PがFiber Reinforced Plastics(繊維強化プラスチック)の略
だというのも、この頃知りました。
その頃発刊されたのが「DO-PE」という雑誌です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140814/19/munchen-pokute/6e/2a/j/t02200312_0300042513034549908.jpg?caw=800)
特集として、「FRPを使用してのマスクの作り方」が
載っていました。
講師は「造型集団・有頂天」のメンバー二人。
1999年放映の「ボイスラッガー」では、
キャラクター造形師として 三枝徹氏と共に名を連ねていました。
とにもかくにも、FRPという素材との出会いです。
ここで初めてFRPがキャストと違って"積層"するというのが
分かります。
行程もかなり複雑です。
当時、誰も教えてくれる人は居ませんでしたから、
取りあえずこの雑誌を教科書として 初のFRPマスクを作ります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140815/15/munchen-pokute/c5/8c/j/t02200198_0356032013035358321.jpg?caw=800)
原型第一弾は「ゼネプロ・ライダーマスク」
写真は余り残っていないので、赤目の旧1号です。
石膏型にて製作。Cアイもポリエステル樹脂。
寄っているので画質が荒いです。
当時の全景がこちら。
ダースベーダーやロボコップ等、当時買える物は買っていた
感じです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140815/15/munchen-pokute/df/0b/j/t02200207_0800075313035358322.jpg?caw=800)
大量のセブンは薄い皮膜のシリコンで抜いたと思います。
当然WAVEの物からのレプリカです。
全体を抜くと被れなくなるので、ホンモノと同じ前面部分を複製。
ハカイダーはライダーと同じ石膏型。原型はゼネプロです。
面白いように抜けるので、バカみたいに抜いてましたね。
この頃は積層もヘタで、気泡が入りまくりでした。
FRPは固い素材のため、とにかくソフビに比べて磨きやすい
というのが初めの感想です。