F.R.Pへの挑戦!! | 特撮PROP COLLECTION

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特撮ヒーローのマスクや小道具などについて呟いて行きます。


ソフビのマスクの収集があらかた終わると次にFRPのマスクに
嗜好が傾いて来ます。
F.R.PがFiber Reinforced Plastics(繊維強化プラスチック)の略
だというのも、この頃知りました。
その頃発刊されたのが「DO-PE」という雑誌です。




特集として、「FRPを使用してのマスクの作り方」が
載っていました。
講師は「造型集団・有頂天」のメンバー二人。
1999年放映の「ボイスラッガー」では、
キャラクター造形師として 三枝徹氏と共に名を連ねていました。
とにもかくにも、FRPという素材との出会いです。
ここで初めてFRPがキャストと違って"積層"するというのが
分かります。
行程もかなり複雑です。
当時、誰も教えてくれる人は居ませんでしたから、
取りあえずこの雑誌を教科書として 初のFRPマスクを作ります。



原型第一弾は「ゼネプロ・ライダーマスク」
写真は余り残っていないので、赤目の旧1号です。
石膏型にて製作。Cアイもポリエステル樹脂。
寄っているので画質が荒いです。
当時の全景がこちら。
ダースベーダーやロボコップ等、当時買える物は買っていた
感じです。



大量のセブンは薄い皮膜のシリコンで抜いたと思います。
当然WAVEの物からのレプリカです。
全体を抜くと被れなくなるので、ホンモノと同じ前面部分を複製。
ハカイダーはライダーと同じ石膏型。原型はゼネプロです。
面白いように抜けるので、バカみたいに抜いてましたね。
この頃は積層もヘタで、気泡が入りまくりでした。
FRPは固い素材のため、とにかくソフビに比べて磨きやすい
というのが初めの感想です。