Stars on Ice


大阪公演2日目の
観戦記を綴っています。


これまでの観戦記はこちらです。



SOI大阪2日目の観戦記⑤



羽生くんのソロの後は
フィナーレなんですけど


大トリで出て来た羽生くんの
フィナーレでの見せ場はほとんどなく


挨拶や周回も
あっさりと終わって
しまったような気がします。


ていうか
やっぱりソロの『阿修羅ちゃん』の
威力が凄すぎて


『阿修羅ちゃん』に
心持って行かれて
放心状態だったから


その後のことを
あまりよく覚えてない
っていうのが事実かも。


辛うじて覚えているのが
周回は2回あったこと。


2回目の周回で
はけて行く時


口に手を当てて
「ありがとうございました」
って、小さな声で言っていたのが
印象的でした。


控えめな最後の挨拶


そんな仕草が、
このショーが
羽生くんの単独のものでもなければ
座長でもなくて
あくまでもゲストである
ということを物語っていたように
感じられました。



最後は割とあっさりと終わって
しまったように感じられたけど


とにかく生で観た『阿修羅ちゃん』の
余韻がいつまで経っても抜けきれないまま


気がつけばいつの間にか
会場を後にしていました。


規制退場もなく
とにかく人の波について行ったら


迷うことなくバス乗り場まで
帰り着くことが出来ました。


行きはあんなに時間がかかったというのに。


帰りは思っていたよりも早く
バス乗り場に到着して


予約していたバスの時間まで
だいぶあったんですけど


なんか脳内も心も
『阿修羅ちゃん』でいっぱいで


せっかく都会に来てるんだから
どこかへ行こうとか


有意義に時間を潰すとか


する気も起こらなかったです。


ただひたすらに
『阿修羅ちゃん』の余韻を抱えて


バスのターミナルで
バスを待っていました。



そんな時です。


お隣に座った方から
声をかけられました。


「そのバッグって、GIFTの…?」


「そうです!」


「えっ、じゃあ、羽生くんファン?」


「そうです、そうです!」


歳の頃はたぶん同年代くらい。


めっちゃ話に花が咲いちゃいました。


バス乗り場で
羽生くんファンと思しき方は
他にもいましたが


お連れの方がいたり
ちょっと声をかけにくい
雰囲気を醸し出していたりして


私も特に誰にも声をかけてなかったんです。


基本人見知りだし
なんせこの時は
『阿修羅ちゃん』の余韻に
浸りまくりだったので。


でも、この時
声をかけてくださったこの方は


とても喋りやすい雰囲気があって


お互いに話が止まらなくなってしまって


でも、その方の乗る予定の
バスの時刻が迫っていて


ちなみに
どちらの方面かと訊ねたら


同じ県で
しかも同じ市内で


嘘ーっ!?


そんな近くにお仲間がいたとは!


お互いにめっちゃ名残惜しくて


だからバスの時間が迫っているというのに
慌ててLINE交換までして


その後も
今観た羽生くんの感想なんかを
LINEでやり取りしたりして
楽しい時間を過ごすことが出来ました。



やーん、
なんか嬉しい。


SOIに行けたことも嬉しかったけど


『阿修羅ちゃん』が観られたことも
嬉しかったけど


身近で羽生くんファンの方と
巡り会えたことが
何より嬉しいと感じたのでした。



これも羽生くんが繋いでくれたご縁


GIFTかな?



羽生くん
ありがとう。


最高の演技をありがとう。


最高に素晴らしいショーをありがとう。


ずっとずっと尾を引く余韻をありがとう。



そして


こんな素晴らしい繋がりをくれて


ありがとう。





SOIの千穐楽ももうすぐ始まりますね。




どうか
最後まで
足も身体も心も健やかで


思い描く演技が出来ますように。




幸せをたくさん感じられますように。




羽生くんも



他のスケーターさんも



ファンの方々も



私も。





いっぱいいっぱい
幸せに包まれますように。











これにて
この拙い観戦記もお仕舞いです。






最後まで
読んでくれてありがとう。