映画・「異物」の完全版 | 宗方玲・詩人が語る京都と歌舞伎

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エロティック不条理コメディ映画の「異物」が評判になり、その後三作が撮られた、「異物」シリーズ。

鬼才の宇賀那健一監督による、四作完全版の「異物」を観てきました。

 

「あいつ」は、いったいどこから来たのか? はるかに遠い宇宙から? ゆがんだ四次元の世界から?

とにかく気づいたら、押入れの中にいた。 出たのは、つまらない恋人と、出会い系バイトにうんざりの、カオルの部屋。

 

この、「あいつ」。 寄生獣のようで、蛸のようで、顔はゴリラのようで。 触手を伸ばして、いたずら開始。

あっ、いやっ、そこは!  まずはカオル、次はバイトのギャル、とうとう恋人まで。 これは、アダルト漫画か。

 

出だしから圧倒されると、次は「適応」。 しらけたカフェで、待ち合わせる元・恋人同士。

彼のカバンの中には、なんと「あいつ」が。 パフェを食べさせてもらって、なついている。

 

「な、かわいいだろ。 そうね、かわいいわね。」 って、何なの、この展開。 わあ、町中に「あいつ」が。 

 

ここで、場面は、「増殖」に。 あれっ、ごみ処理場に「あいつ」達が運ばれて、処分されている。

どうやら、法律で「あいつ」の抹殺が決まったみたい。 またまた、この唐突な展開。

 

かろうじて生き残った「あいつ」の一人を助けて、逃げだす若者。 向かった先の森にいたのはなに?。

こりゃ、「○T」のパクリ、じゃなくて、パロディか。 あっ、「あいつ」達が、みんな消えた!

 

締めは、「消滅」。 何だか吹っ切れたカオルが、バーで一人、ビールを飲んでいると。 そこに来た美女は。

うーん、最初の「異物」は、サプライズとエロティック。 その続きは、不条理のようで、どこかにメッセージ。

 

今日は上映後、宇賀那監督による、オンライントークがありました。

異物はいっぱいいるようで、一体を使い分けているとか、触手は(まさに)手作業で動かしているとか。

 

「増殖」に出てくるダンカンは、本番にアドリブ連発で、これがはまったとか。 ロケ地の、高崎が良かったとか。

世界中で賞をもらうけど、SFだったり、エロだったり、ロマンス!だったりで、ばらばらだとか。 はっはっは。

 

公式サイトは、こちらで。 はっはっは。

映画『異物-完全版- 』公式サイト (extraneousmatter.com)