ジョージ秋山の漫画と言えば
単純な線なのに妙に色っぽい女性と
白目の多い、イケメンとは正反対な男性が浮かびます。
異色の漫画家でしたね。
人間の善悪やモラルを問う漫画が多かったように思います。
自殺未遂で奇妙な風貌になり、わが子をはじめ、世間の人々に邪険にされながらも
正義の味方として悪に立ち向かう「デロリンマン」

デロリンマンにつきましては私のブロ友さんの
アルファ156TAKさん が本日詳しく書かれております。ご覧下さい。
(私の拙いブログとは比べ物になりません)
飢餓から人肉を食べ、我が子までをも食べようとする女が出てくる「アシュラ」
そして本日書こうとしているのが、銭のためなら殺人も犯す「銭ゲバ」です。

『週刊少年サンデー』に1970年から1年程掲載されていました。
今思うと、大人の週刊誌じゃなくて少年向けだったんですね。
案の定、一部の都道府県では有害図書扱いだったそうです。
幼少期、極度の貧困にも負けず一生懸命生きてきた主人公「蒲郡風太郎」ですが
治療費が払えない為、母親が亡くなったことにより
「世の中はすべてお金、銭だ!」と、殺人を繰り返しながら
お金と名誉を掴み取って行く話です。

これは、実の父親に風太郎が邪険にされ物を投げつけられるシーンですが
独特のコマ割で、セリフがないのに悔しさが伝わってきます。
盗みに走った風太郎を止めようとした青年を殺害し
大昭物産の社長の運転手をも殺害。
自分が運転手となって大昭物産に潜り込み
次女の正美と結婚した夜に社長を殺害し、自分が社長になってからは
また次々と邪魔者を殺害して行くという・・・
これどう見ても有害図書になりますわね^^
政界進出まで果たし、地位と名誉を手に入れたものの
最終的には自分の人生は幸せではなかったと悟るのですがね。


画像を探していたら、やたら「松山ケンイチ」が出てくるんですけど
どうもドラマになったようです。
しかし風太郎役が松山ケンイチって・・・
作者、ジョージ秋山は少しコワモテ。

数多く持っていた連載を全て終了させて、一時引退を宣言して
日本一周の放浪の旅に出るも、3ヶ月で復帰。
1973年からは『ビッグコミックオリジナル』に「浮浪雲」を連載し
これは現在まで続いているロングセラーです。
同時に1980年からは成人向け漫画「ピンクのカーテン」を連載。
日活ロマンポルノで成人映画化し、このときの主演は美保純なんですよ。
「銭ゲバ」以前はギャグ漫画で講談社児童まんが賞もとっており
どんなジャンルでも描ける漫画家なんですね。
ちなみに中学のときのIQは120だそうです^^
壮年に入ってからはより哲学的な物や国際問題、社会問題を取り上げた作品も多く
「銭ゲバ」の頃からの、「人間の善悪やモラルを抉り出す」と言う姿勢は
ずっと変わっていないようです。
(おまけ)
冒頭に書きました、線が単純なのに色っぽい女性です^^

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