バイオのラボを選ぶ上で、ラボ訪問は欠かせません。
、、、でもね、まず大前提として、バイオ系(理学部生物学科、農学農学科等のピペド養成系)に進学するのは止めた方が良いです。
時間とお金の無駄です。
理系の素養は身に付きません。
周囲はあなたことを、「モル計算ができる文系」と見るでしょう。
もし可能であれば、バイオのラボに入ってしまう前に、軌道修正して他の専攻に行くようにしましょう。
まあそれでも修士までなら、そこまでヤバいことにはならないでしょう。
修士卒は24歳。まだまだやり直しができます。
でも博士に行ってしまうと、本当にヤバいことになる可能性が高いです。
工学薬学系でさえ博士進学はリスキーと言われているのに、バイオで博士進学なんて愚かすぎます。
上にも書きましたが、バイオは「モル計算ができる文系」です。
文系の友人が、博士課程に進学すると言いだしたら、困惑しますよね。
「勇気あるなあ」とか、「正気なのかな」とか、「将来どうするのかな」とか思いますよね。。。
バイオで博士進学も同じことです。
「この人何考えているのかな?そんなに働くのが嫌なのかな?」と思われることになりますよ。
話しを元に戻しますが、ラボ選びは大事です。
ここを間違うと、うつ病→登校拒否→中退という最悪のコースになりかねません。
慎重に選ぶべきですが、そのためにはラボ訪問が欠かせません。
ラボ訪問のお作法としては、最低限以下の事を押さえておきましょう。
1.まず自分のこの先の進路について考えましょう。
学部卒で就職したいのか、修士卒で就職したいのか、あるいは(お勧めしませんが)博士まで行きたいのか、、、自分のこれからの人生について、まずは考えましょう。
これは、非常に重要です。
もしあなたが修士卒で就職したいと考えているのに、殆どの人が博士進学するラボに入ったら、とても苦労するでしょう。
そういったことを避けるために、自分の進路についてあらかじめ考えておきましょう。
アカデミア就職?民間就職?民間なら研究職?それともノンリサーチ職?
色々選択肢はあるかと思いますが、大事なのは進路に合ったラボに入ることです。
2.ラボのホームページに目を通す。
まずは研究内容をざっと確認。
それからメンバーを見て、留年(D5とか)がいないかを確認しましょう。
さらに論文リストを見て、コンスタントに論文が出ているかを確認しましょう。
この時、CNSと姉妹紙に毎年出しているようなラボは注意しましょう。
数年前に捏造が発覚して潰れたラボがありましたね。
そのラボは毎年のようにこのような雑誌に論文を出していました。
普通に考えて、このような雑誌に毎年のように論文を出すのは、極めて難しいです。
それから、捏造はしていなくても、「CNSと姉妹紙しか出さない、認めない」というようなラボは、教授がおかしいことが多いです。
このような雑誌に出すには多くのデータが必要なので、何人かの業績をひとまとめにするということが行われていたりします。
つまり業績の搾取です。
搾取され、筆頭著者として論文を書く機会を奪われた側は、たまったものじゃないと思います。
また、「CNSと姉妹紙しか認めない」と言われ、何年もデータを貯め続けることを強要され、最終的に任期切れなんて話も聞きます。
3.論文を何報か読む。
ホームページに不審な点が無ければ、論文を何報か読んでみましょう。
なるべく最近(今年と昨年ぐらい)のものが良いです。
最近の論文が無いようなラボは、もちろんパスしましょう。
4.もし可能であれば、ラボの卒業生に話を聞く。
ラボとの間で利害関係が無くなっている人に聞ければベストです。
卒業後アカデミアから離れているような人が良いです。
アカデミアにいる人は、指導教官との関係を切ることができないので、良いことしか言わない可能性が高いです。
5.教官にコンタクトを取る。
ここまで特に問題なく進めたら、教官にメールで連絡し、訪問のアポを取りましょう。
「研究室配属に向けてお話を伺いたい」、「大学院入試に向けてラボを訪問させて頂きたい」と言うような感じで、メールすれば大丈夫です。
次回、いよいよラボ訪問です!