文中:宏(旦那)

    麗子(後の浮気相手)

    アズサ(私)




それから数日して、宏が警察沙汰を起こします。


簡単に言えば、喧嘩です。



原因は、信号無視をして横断していた宏が、


通りかかった車に、どなられ、


それに逆ギレし、殴り合いに発展した・・・・という事です。




その前日も、喧嘩していた私達でしたが、


そのケンカは今までにないくらい、激しいものでした。


原因は、


擬態うつ の日記にも書いた、大家さん(私の親戚)が原因です。



その大家さんが、宏に対して



『ウツなんだってね』



と言い、宏が私の家族がバラしたと勘違いしたのです。



(実際のところは、私がそれらしい感じの事を言ったのが


原因だったのですが)



それに怒り狂った宏は、『最悪な家族や』と吐き出し、


家を飛び出します。



いつもの事だったのですが、


その数十分後にサイレンが鳴り・・・・



ものすごく嫌な予感がしました。



実は、その前の週にも、宏はケンカをして


血だらけで帰ってきていたからです。



(↑そのケンカは、睨んできたとかそんな事が原因)





飛び出してから4時間後の午前4時・・・





市外局番からの電話です。




『もしもし、警察です』



血の気が引く感じがしました。


でも、


『またか』


とも思いました。





宏は気付いてはいないと思いますが、


当時の私は、完璧におかしかったと思います。



宏を失う事ばかりに怯え、


正しいこと・間違っていること、それらを宏に言えなかったのです。



宏にとっては、きっと都合のいい人に違いありません。


この人は、何をしても許してくれる。



そう思われていたんでしょう。



そんな事を考えながら、警察の話を聞きます・・・。