個人セッションのご感想。私がはじめて子供の気持ちがわかった時・・共感のプロセスについて1  | 目覚めるための心のlesson

目覚めるための心のlesson

あなたの頭の中で巻き起こっている不安も批判も
「自分は間違ってない」と主張している思考もすべてが
「本当のあなた」とは何の関係もないとしたら。。。。

 

 

 

 

私たちが 誰かの気持ちに共感することができ
寄り添うことができるようになるためには
自分自身の心の扉が開いていなければ
できないことです。

 

 

 

子育てセミナーでは
「子どもの気持ちを言葉にしましょう」
「実況中継するように言葉をかけてみましょう」と
お伝えするのですが
多くのお母さんから
「うまくいかない」という声を聴きます。

 

ですが「うまくいく」というのが

泣き止むこと、親の言うことを聞くこと、と考えているのだとすると

いつまでたっても

子どもの気持ちにぴったりと合う言葉がわかるようになる日は

きません。

 

 

子どもの気持ちを言葉にする、というと
一見、やり方を覚えるだけ、のように

簡単なことのように聞こえますが
実は、お母さん自身の心の扉をノックする、という
お母さんの心の傷に触れる物事なのです。

 

 

私たちの多くが
少なからず親子関係の中で心が傷ついた体験をしています。

 

 

 

そして
私たちの心が傷つくのは
出来事で感じた感情が あまりにもつらいために
感情を感じるのを中断し 切り離し、なかったことにすることで
起こっています。

 

 


記憶というのは
出来事の内容、感情、感覚 など 5つの要素でできています。

 

その中でも感情が切り離される(解離)ことで
記憶は記憶として成り立たずに いつまでも
当時の要素の何かに触れると 一気にあふれ出し
大きな衝動的な感情(ショックや怒りや悲しみやおそれ等)に
襲われることになります。

 

 

これが PTSDという症状です。

記憶として成立していないということが
心が傷つく体験ですので 出来事の記憶は
記憶として未完成なまま保存されるために
思い出すことができない健忘という状態になります。

 

 

 

もしも子どものころのことを
あまり覚えていない場合、
心が傷ついた体験が今の日常生活に影響を与えていないかどうか
確かめる必要があります。

 


子どものころの記憶が思い出せないというあるお母さんが
個人セッションを受けたその夜から翌朝にかけて
大きな転機が訪れ
生まれて初めて
真に子どもの気持ちに触れることができ 初めて共感を体験し
本当の情動調律ができた時の感動を届けてくださいました。

 

 

Aさんは
個人セッションの相談で

娘に腹が立つ、

娘さんの情動調律がうまくできない、とお話しをされました。

 


娘さんのどのような状態のときにうまくできなかったのか伺い
その娘さんを「どう思うのか」をお尋ねしたところ

 

あやとりをうまくできないときに癇癪を起こすので
やり方を教えました。

でも、すぐにうまくいかなくなり また癇癪を起します。

そんな時にカッとなり
「要領が悪い」「不器用」だと思ったのだそう。


 

「要領が悪い」「不器用」と
一番初めにあなたに言ったのは誰でしたか?とお尋ねしたところ
「お母さん」がいつも私に言っていました、とのこと。

 

 


そこで
この方のお母さんとの間で起こったトラウマの記憶を完了し
感じないようにしてきた感情を開放させていただきました。

 

 

長文ですので 1,2と分けさせていただいています。

 

2では
実際の共感のプロセスの体験
をお伝えしています。