動かない、決めないという行動の傾向 | 目覚めるための心のlesson

目覚めるための心のlesson

あなたの頭の中で巻き起こっている不安も批判も
「自分は間違ってない」と主張している思考もすべてが
「本当のあなた」とは何の関係もないとしたら。。。。





4月は
職場の新人さんのピカピカの笑顔のおかげで
仕事場が活気づきます。



ですが
5月のGWを過ぎるころになると 
前月の元気は薄れ
疲れが見え始めてきます。
それまでは
右ならいで 周りと取り組めたことも
ソロソロ単独で仕事を任され始めます。



すると
一人ひとりの
仕事の仕方に個性が表れ始めます。




行動のスタイルには
動きながら考えるドンドン前に進むタイプと
全体を把握できてからでなければ
動き出さないタイプがあります。




前者の場合
上手くいかなければ
修正したら大丈夫、とスムーズに
切り替えができるのですが
後者の場合
全体が把握できていない間
不安で動けなくなります。




「不安」には様々な理由がありますが
大抵の場合
「失敗したらどうしよう」など 
正確に完璧に 責任を果たすことの
重要度が高く
仕事の完成度が高い傾向があるため
完成できる確信が持てるまで
不安があり
不安の前に立ちすくんでしまうことが
しばしば起こります。




特に
職場で作業が進みにくい人は 
この理由であることが多いようです。




「もっとよくできるのではないか」
「もっと良い考えがあるのではないか」
という不安からも
仕事を仕上げたり、
何かを決めたりすることができなくなることもあります。




締切を守らない人は
一般的に「ルーズ」と思われがちですが
実際には  
不安が強い人の場合 ルーズとは逆に
ちゃんとやるために締切を守れない、
ことが多いのです。




「はい、わかりました」と答えても
一向に手をつけようとしない場合
不安があるのではないかと
考えてみましょう。 




では、このようなときには
どんな対応が 助けになるでしょうか?




このような場合、不安の大きさが
目標の大きさに比例していることがよくあります。




この場合
目標を小さくして不安そのものを
小さくしてみるとスムーズに進むことが
よくあります。




例えば
ひとつの資料をまとめるのにも 
「完成させる」という大きな目標を持たせるのではなく
目標を細かく区切って ポイントごとのゴールを設定し 
その都度
自分の目で達成を確認させ 自分の仕事に
自信を持たせることを繰り返すことで
徐々に大きな目標をクリアすることへの不安も解消します。




小さな目標になったことだけでなく 
少しづつ成果を「見せながら」
他人が関わることで本人の肩に感じる
責任や重圧という「不安」の要素も小さくなります。




決断の遅い人には
「とりあえず決める」という練習をしてもらう。




本当の決断は「保留」にしてもらい 
準備に関わる情報収集のための
仮の方向を決めたら「後からいつでも修正しよう」と
言うようにしてあげると決めやすくなります。




この方法は 
家庭内でお母さんが子どもに、
あるいは妻が夫に、友人同士、
コミュニティの活動にもとても役に立ちます。




もしも目の前の人が
「仕事が遅い」
「決断力がない」
「煮え切らない」と感じる場合
人間性や性格として決め付けるのではなく
生まれ持った資質からの行動のスタイルであることも多く
とても完成度の高い、質の高い顧客満足度の評価の高い
仕事をする人であることがすくなくありません。