思春期にいる子供の不安と親の不安 1 | 目覚めるための心のlesson

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あなたの頭の中で巻き起こっている不安も批判も
「自分は間違ってない」と主張している思考もすべてが
「本当のあなた」とは何の関係もないとしたら。。。。

 

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子育てセミナー 個人セッションにご参加くださる皆様
どうぞお気をつけてお越しくださいね♪


さて、子供が成長する過程で
親が持つ子供への期待も  子供の持つ親への期待も  当然
変化します。

そして どちらかというと
親には 自分の期待の方が当然 正当なものだという過信があるようです。

ですが
成長の過程で言うと 子供の持つ親への期待の方が
自然であると言ってもいいかもしれないと感じます。

子供が 12-13才以上(中学生)になってくると
それまでは 親の言うことを多少は聞き入れていた子供が
顔つきも大人びて 体も大きくなって
突然に「うるさい!」と 親に反発をしてくることがあります。

そんな時 我が子とはいえ 親の方がビクッとすることもあります。
そしてつい、子供に感情的に接してしまうということもあります。

こういった 「すれ違うやりとり」の積み重ねが
「話をしても しょうがないよ」という 子供のあきらめに
発展してしまったり、一方では 親の顔色を伺い いい子でいようとして
自分の本当の気持ちを表現することを諦めることで 
大人になってから心の不調を抱えたり 人間関係に苦痛を感じるということも
起こっています。

つまり「すれ違うやりとり」は 「健康的なやりとり」に変えることで
「すれ違い」は 減る可能性があるということです。

 

当たり前のことですが 子供の成長は 一人ひとり
成長の性質も 成長のプロセスも 成長のスピードも違います。

そして 親が考える「自分の時は ○○だった」は 
全く当てはまらないと思う方がうまくいきます。

では 何をよりどころにするといいのかというと
「その子自身の今」を 信頼して見ていただくことが大切ではないかと
考えます。

前提として 思春期というのは
身体的に大きな変化のあるときで いよいよ大人への道を
歩み始めた時で、子供自身の中に
「もはや自分は子供ではない」という意識が明確になってきます。

この時期から 人は皆
「自分とは何か」や「自分の人生とは」という
【アイデンティティーの確立ー自分は何者なのか】という
問いかけを通して ひとりの人間として確立されるために必要な
自分の内的な世界を作り上げていく過程に入ります。

ですが 実際には
親に保護され 親に依存して育っている現実が多くあり心に矛盾を抱え
大人でもない子供でもないという 宙ぶらりんの非常に「不安定な状態」で
不安と戦いながら自立への道を歩んでいます。

そして一方では 親の方もそろそろこの時期頃から
更年期に差し掛かっていたり 老親の介護が始まったりで
親自身の心身も不安定になりがちです。

明日に続きます。