「早く行きましょ」
風の中髪をなびかせてくるりと振り返った彼女が綺麗で・・・
「ああ」
彼は幸せをかみしめていた。
このまま時間がとまればいいのに─
「懐かしい、夢をみたな・・・」
一人の青年が目覚めるなりつぶやいた言葉。
美しくて、幸せだった時間。
けれど、それは長く続かなくて・・・
彼は服を着替えた。
彼女に、逢いに行く為に─
小高い丘の上に立っていた。
彼女の好きだった白百合を持って─
あれから一年たったのに。
「俺はまだ君の事、あきらめられないらしい」
一つ息をついて語りだす。胸の内で。
何時の日か・・・
僕が天国で君に逢えたなら、君は僕の事憶えてくれてるだろうか。
天国で巡り会えたら、手を差しのべてくれるだろうか。
それでも─
「僕は天国にはふさわしくない人間だから、往ける所まで生きてみるよ」
未来へ─・・・。
帰途に就く為に彼は歩き出した。
近くの教会で、前途を祝う鐘が鳴り響いている。
ついで、はとの群れ─
彼女とこうなるはずだった。
純白の服に身を包んで純白のペ-ジをめくる。
過去の幻(ゆめ)─
彼は振り切るように前に進んだ。
行く未来(さき)に何かか広がっていると
これ以上ここで涙を流さなくてすむと。
いつか君にふさわしい人間になれたら
そのドアの向こうに往くよ
そこにはきっと、君との安らぎが待ってるはずだから─
天上で、涙流すことなく・・・
END
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
これは、ある歌を聞いて書いたものだ。
タイトルが同じだから、もし気になる人は探してみてくれ。
しかし、はずかしいww
俺がこんな甘い作品を載せるとは。。。
頼むから笑うなよ(苦笑)