夢を、見た。
懐かしく甘く、ほろ苦い記憶。
遠い、とおい約束。
あなたと交わした命のつながり。
ずっとそばに─。
愛車から降り立った彼女は、ヘルメットを外し、一度頭を軽く振った。
太陽のカケラを取り込んできらきらと輝く水面を見つめて、ただそこに佇む。
もう、あれから幾度、この風を感じてきただろう。
冴え渡る風に、長い髪が揺れる。
透明な、水の匂いと、鳥たちのさえずり。
そして、細くたなびく雲を誘い、身体を通り過ぎる風。
懐かしむようにそっと眼を瞑り、彼女は風に身を任せた。
移り行く時代(とき)の中で、これだけは変わらずに在り続ける。
─どこにいても、この風が吹いたら、私を思い出してほしい。
あの人の言葉が、胸によみがえる。
澄み切った空の下、寒い月を見上げてぽつりと言った、彼の言葉。
今も、今でも、こんなにハッキリと思い出せる。
大丈夫。
私はまだ忘れてはいない。
忘れる、わけがない─
あんなにも、必要とし、必要とされたあなたを。
頬に一筋、光るものが伝い、彼女はゆっくりと眼を開いた。
私はここに、いるから。
今も、愛しているから。
この思いは本物だと、信じているから。
─かならず、あなたに会いに行く。
─待っていてくれ。
あなたがしてくれた約束、ずっと信じてる。
後ろの方から、恋人たちの楽しげな会話が聞こえてくる。
湧き上がる切なさに、両腕できつく自分を抱きしめた。
どんな時もこの思いは変わらずに、私の中にある。
いつでも、確かめることが出来る。
胸の内にある思いを、大切に、大切にしまう。
あなたに会う、その時まで。
遠く、彼の面影に思いをはせる。
空に描いたのはあの人の穏やかな笑顔。
その笑顔に応えるように、彼女の口元に笑みが浮かぶ。
再び彼女は愛車にまたがり、ヘルメットをかぶる。
日常へと、戻ってゆく。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ブログネタ:現代に生き返って欲しい人は?
参加中
本文はここから
ああ。。。
つらかったぜ。
何が辛いって、気分を乗せようとして、この歌とリンクする曲を聴いてしまったことがな。。。
「みなぎわの反逆者」オリジナルサウンドトラックww
景虎のブログにUPされてるやつだ。
もう、不覚にも泣きそうになりながら、書き上げた。
俺、今回のきっと文章めちゃめちゃな気がすんぜ。
みんな、すまねぇ。。。
ってことで。
生き返って欲しいのは、慎太郎だ。
生き返って欲しい・・・
少し違うな。
新しい生を受けて自分の半身に会いにきてほしい。
うん。こっちの方がしっくりくるな。
晴家のあの思いは、見ていて痛々しいほどだからな。。。
もし叶うなら、早くあいつの元に会いに来てほしいと思っている。