自分勉強用





























































































































































































































































































































































































2024年7月29日 甲辰年 辛未月 甲午日


パリ五輪が始まった。


五輪は

人の氣を学ぶとても良い機会。


五輪の世界は、

優勝を掴みに行きたくても

それを手放して、

「今ここ」に

自己を信頼して

今までに培った氣の扱い方を

パフォーマンスし得た者が

テッペンを掴める世界。




その中でも

今回は

柔道の阿部一二三選手の氣から学ぶ。


体幹がしっかりしているから

力が出されるのか、

腎氣がしっかりしているから

体幹がブレないのか。


いずれにせよ

押し固める力である精氣(腎氣)が

他の選手よりもずば抜けて大きい。


精氣(腎氣)の靱やかな発散と温存のバランスが

一二三選手の圧倒的な強さなのは

誰が見ても一目瞭然だろう。


軸を持つことは

精氣(腎氣)の器を大きくするようだ。


それが身体に現れるのが

体幹の剛さということなのだろう。


そして、

氣の扱いはスポーツだけではない。


私たちが

人生の中でやり遂げたいことを

存分発揮するには、

陰氣(精氣腎氣)の底力が必要になってくる。


陽氣ばかりでは

ただの上っ面になるんだ。


精氣(腎氣)がいかに大切か。


これは卑猥な話ではない。


ヒトが人として生命を全うするために

文化人として大切なパフォーマンスができるように

現代人が自身のひ弱さに苦しまないように

身体を扱う重要な智慧だ。


これが今のテーマのようだ。






精氣(腎氣)の温存




先日の復習



養生訓


性活動としての精氣の温存。


津液の消耗を

程々に抑えることを諭している。


津液の消耗は

精氣(腎氣)の消耗に直結するからだ。


ここでは男性の立場しか書かれていない。


今世、女性性で生まれた側からすると

この物言いは男尊女卑のように受け取れて

少々腹立たしい。


性活動は女性の方こそ

津液と精氣は同時に発散するものだ。


精氣(腎氣)の発散や温存のバランス関係は

月経困難症など血の道症にも影響を与えるように感じる。



野生動物が剛いのは

性活動を繁殖の為だけにしか行わない

というのもあるかもしれない。


ヒトが他の生物と違って

性活動をコミュニケーションの一部として取り扱うように選択したのは、

精氣(腎氣)を失うリスクを負ってでも

他者との関係を円滑に保つ社会性を

優先したからだろう。


文明が発達して

快楽を通じた社会的活動と認識されるようになったけど、

社会性を持つことの柔軟性と

精氣(腎氣)を自身に保つことで扱える靱やかさとの

バランスを掴むことが

近代人類の大きな課題だと

私は思うのだけどね。





地火明夷


光明が傷ついた時代。


端的に言って、

何事も見極めが必要だということだろう。



境界線を自身に持たないで

何でも受け入れてしまっていると

善悪の判断がわからなくなり

暗い世界に迷い込むこともある。


或いは、

組織のトップが

嫌な感じの人格の持ち主であると

組織の末端までも

その思想が降りてくることもある。


自分のフェルトセンス(アンテナ)が

しっかりしていれば、

善悪を早期に察知して

行動に移すことが出来る。


身近な縁を切りにくい集団であれば

苦しむことになるけれど、

こころを謙虚に誠実に保ち続けていれば

"その場"を離れる機会がやってくることもある。


その機会を見極めて行動すれば、

自身に合うご縁に巡り逢えることもあるんだ。


何事も

謙虚に誠実に居続けて

自身のフェルトセンスを大切にすることが

大切ね。


その感覚を身に付けるまでは

いろんな困難と感じることが

人生に訪れて来るものなのかもしれないね。





そう

困難に耐えうることも

精氣(腎氣)の温存がなせる業。


同じ困難なら

自身の進みたい飛躍のための困難(冒険)な方がいい。


そのためには

物事を見極めるフェルトセンスの純度と

靱やかな剛さである精氣(腎氣)の温存は

大切なことだね。




精氣(腎氣)は

性的なものじゃない。


精神とあらゆる体内物をまとめて保持し

維持する力なんだ。


この力が弱い人が

現代人に増えている。




腎は陽氣と陰氣(腎氣)と津液を蓄える。


腎は五味では鹹味が大切。

謂わゆる天然塩のミネラル分が

体内の水分バランスを調整してくれるからね。


腎が津液をしっかり蓄えることで

体内の不要物の排出もしっかり行うことが出来るんだ。


そして

その押し固める氣、保持する氣(腎氣)を養うには

謂わゆる「道」を鍛練すること。


謙虚に誠実に内省的に向き合い

日常を

つまり、

自分の「道」を行い続けることだね。