手と手
作詞:尾崎世界観
作曲:尾崎世界観
2012/04/18
クリープハイプ大好きです。大好きで一番は決められないけれど、「“手と手”が一番好き!」と答えていた時期があります。
歌詞はもちろん、胸が切なくなるくらいの熱い気持ちの曲をさらっと明るいメロディーで歌い上げてしまうところも好き。
トリビュートアルバムで10-FEETが歌ってましたが、思わず共感しちゃうくらい気持ちが乗った歌声の尾崎さんとも違う、ぐっと力のある声で。。それもそれで良かったな〜。
クリープハイプはアルバム名も好きで、特に「手と手」の収録されている「死ぬまで一生愛されてると思ってたよ」が私は一番好きです。
このアルバム名はオープニングナンバーの「愛の標識」の歌い出しなんですが、この言葉をアルバム名にするのは粋だな〜と思いました。
恋愛・失恋中多くの方が、言葉には出さないけれどなんとなく頭の片隅で思っていることというか、でも言葉にしたら重くなるし、まあそもそもそんなわけないし、って結局言わずじまいな言葉だと思うんですよね。
思わず立ち止まっちゃう言葉って、多分これだろうなって思いながらいつも聴いています。
どうやったら私が思っていることを全て語れるか、記載方法を色々試行錯誤中です、、
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本当のことを言えば毎日は 君がいないということの繰り返しで
もっと本当のことを言えば毎日は 君がいるということ以外の全て
高校生の頃この曲に出会って、最初に聴いたときの正直な感想は「???」でした💧
きっとお別れの切なさを表現している歌なのだろうなと今なら思いますが、この曲にハマってよく聴いていた時期に私が遠距離恋愛をしていたので、なんとなくそんな自分たちに向けた曲なのかなと感じてました。だから今も、聴くときは遠距離恋愛していたときの自分のことを思い出して聴いています。笑
恋人にはずっと会いたかったんですが実際コロナ禍のことだったので会えず、自分の生活や相手のことを想うとなかなか「会いたい」と言葉にすることすら億劫になっていたときに聞き始めた曲だったので、「本当のことを言えば」というはじまりの歌詞が私にはぐっときました。
「君がいない」状態を当たり前のように繰り返す毎日、もっと言い換えれば、何ヶ月に一回だけ隣に「君がいる」状態というのは、私にとって、恋人にとって、非日常で。恋人が非日常な毎日はとても寂しかった。
そんな気持ちをこの歌詞で表されているみたいでこの歌詞を聴くたびに切なくなってました![]()
大切な物を無くしたよ 今になって気づいたのが遅かった
大切な物を無くしたよ 今になって気づいたのが遅かった
なんてよくある話で笑っちゃうよな
頭の中では分かっていても現実ではなかなか気づきづらいことってたくさんあって。人間ってそんなやらかしの連続だと思います。
無くした後に大切なものだったと気づくこと、私もこれまでの人生でたくさんありました。最初から気付けたらよかったとか、そんなありきたりなことを毎回思ってしまうし、大事なものはいつまでも大事に、美味しいものは美味しいうちに、幸せなことは「幸せ」ときちんと言葉にできたらいいけれど……全部はまだまだ難しいです、私には。
人生の全部を色濃く、美味しく感じることなんて誰にもできないんじゃないかなと思うんです。
変わり映えのない日々の中にも、私たちが感じることのある寂しさとか後悔とかの蓄積はきっとたくさんあって……それに気付けないで過ごしているけれど、時折それを感じるからまた幸せに向かって歩んでいけるし、人は人に優しくできるんじゃないかなと思います。
「寂しさ」という感情がなければ、人と関わる「幸せ」も濃く感じられないしね。
何度も何度も後悔して、やっと幸せにたどり着くとか、そんな馬鹿な生き物でいい! むしろそれが素晴らしい!
繋いでたいから手と手握って 指と指の間絡ませたなら
もう要らない もう要らないよ 君の他にはなんにも要らないよ
夜中の3時が朝になった時 君はきっと仕事を休むだろう
もう要らない もう要らないよ 君の他にはなんにも要らないよ
そんな事言えないけど
サビいい〜〜!!✨
こんなにも重い歌詞が気持ちよく頭に入ってくる!
「君の他にはなんにも要らない」なんて、歌じゃないとなかなか伝えられないです。私照れ屋なので(笑)
でも、この歌を聴いていると自然と共感するし、歌えるし、私を介してこの歌を聴いている相手にも伝わってほしいと思ってしまいます。
二回の同じフレーズの間にあるそれぞれの歌詞は、それぞれすごく色っぽいなと思いました。
■指と指の間を絡ませる、とかは艶っぽい表現な気もするし、プラトニックにそのままの行為の示しでも、相手のことをすごく可愛くて愛おしい対象だと感じていることが分かるな〜と……。
■夜中の〜仕事を休むだろうは、きっとアーティストの本意とは違うと存じてますが、私は聴いた瞬間「なんて色っぽいの!」と思ってしまいました(笑)
恋人との非日常な一日は一瞬で終わってしまい、やっとありつけたベッドの上でおしゃべりをしていたらいつの間にか眠ってしまって。夜中3時ごろ二人で目を覚ましたりするのが、二人の非日常の幸せだったりするのかな〜と、この歌詞を聴いて思いました。
(実際遠距離カップルのデートでお泊まりしてるときは、次の日は必然的にお休みなのですが🙊)
そんな解釈もあってこのフレーズを聴いている時は、なんだか暗い部屋での色っぽいイメージで聴いてしまいます。
また最後が「そんな事言えないけど」で、甘い本音を垂れ流しにした後に照れ隠ししているのが愛らしいです……。
本当のことを言えば毎日は 君が居ないという事の繰り返しで
もっと本当のこと言えば毎日は 君が居るという事以外の全て
大切な物を無くしたよ 今になって気づいたのが遅かった
大切な物を無くしました 大切な物を無くしましたって気づいたのが遅かった
なんてよくある話で笑っちゃうよな
繋いでたいから手と手握って 指と指の間絡ませたなら
もう要らない もう要らないよ 君の他にはなんにも要らないよ
夜中の3時が朝になった時 君はきっと仕事を休むだろう
もう要らない もう要らないよ 君の他にはなんにも
なんにも要らない、とこの曲で何度も歌われている言葉を一息止めることで、よりその気持ちが強いように感じます。
そしてラスト、
要らないよ
要らない 要らない 要らない 要らない 要らない
要らない 要らない 要らない 要らない 要らない
「要らない」を強く表現することで、聴き手の記憶だけに存在する「君の他にある大切な物」が脳裏を掠めることができるので、これこそ聴き手が「私のためにある!」と言わせるうまい歌詞表現だなと思いました。
この曲を気に入って聴き始めた時に改めて歌詞を見て、「この曲は今の私のためにあるんだ」と思いました。私は曲に対してよく思うんですが……周りはどうなんだろう。笑
近距離での恋愛から始まったけれど、春の季節に遠距離恋愛することになってしまい、辛かったけれどそれでも相手のことが大好きだった。
頭脳明晰で感情の言語化がうまく、会話していてとても気持ちのいい人だったな。
当時の私は彼に追いつきたくて必死だったからこそ、彼のことをなかなか愛せない時期もあったけれど、やっぱり好きだったし尊敬していました。お別れしてしまったけれど、なんだかんだで今も良好な関係を築いています……。笑 今でも距離が遠いままなのでLINE友達くらいですが、相変わらず言語化がうまい彼に話すたびに脱帽しています。
遠距離恋愛していたせいか、彼を想って曲を聴くことがとても多かった気がします。だから世には遠距離恋愛の曲が多いのかなー。
君の他にはなんにも要らないって言ってほしかったし、伝えたかったなーー。
mum!