TOKYO
親愛なる皆さんへ
お元気でしょうか。
おかげさまで先日、無事に帰国しました。
最後はアラブ首長国連邦のアブダビからでした。
震災後の東京は静かで、人通りも少なく、不必要に明るくなく、雰囲気が違いました。
僕はその雰囲気が、むしろ好きでした。
皮肉ですが、震災を機に、良い方向へ変わる兆しを感じました。
思えば30年僕が生きてきた中で、初めて東京がブレーキを踏んだところを見ました。
戦後駆け抜けてきた、アクセル踏みっぱなしの日本の発展は、世界的にも誇れる経済大国にこの国を押し上げました。
しかしそのアクセル踏みっぱなしの車は、ブレーキを踏むことを許されず、やがて「快走」は「暴走」へと変わり、様々な問題を生み出しました。
震災自体は悲劇でしたが、これを機に、日本は一度立ち止まって冷静に考える機会を得たように感じます。
世界を旅することで、日本の特殊性に気づくことができました。
それについては頭を整理して、おいおい書くつもりでいます。
今回の旅で、いい出会いが沢山ありました。
この出会いが、これからの僕の人生を作っていくのだと思います。
また何よりも日本でこの文章を読んでいてくれた貴方。
僕が無事帰ってこれたのも、旅先でいつも力を得られたのも、貴方のおかげだと本当に感謝しています。
ありがとう。
これからもよろしく。
さて、この後はFUKUSHIMAへ戻ります。
この時期に福島に住んでいたのも、何かの縁でしょう。
何もできませんが、自分にできることを精一杯やるつもりです。
それが道を開くことを、僕はこの旅から学びました。
わからないときはこの旅を振り返ります。
きっとその中に、状況を打開するヒントが隠されている気がします。
この旅で出会ったすべての人々に感謝
ドバイ









