カイロ
日本の皆様へ
皆さん、ご無事でしょうか。
僕は今、カイロにいます。
ホテルでニュースを観ていて、また東北で強い余震があったと聞きました。
日本から遠く離れた中東のニュースでさえ、毎日「Fukushima」という名前を聞きます。
そして、連日日本のニュース映像が流れています。
その度に家族や親戚をはじめ、友人、知人のことを心配します。
中東の情勢も荒れています。
先日訪れたシリアでは、民主化デモの鎮圧で多くの死者が出ています。
またエルサレムでは僕の滞在中に爆弾テロがあり、今それに対する報復でイスラエル軍はパレスチナ自治区ガザを空爆し、パレスチナとの緊張状態が続いています。
その他イエメンの民主化デモ、リビアへの空爆、コートジボアールでの大統領選挙に始まる混乱でも多くの死者が出ています。
カイロでも今日、大きなデモがあり、タフリール広場は民衆に埋め尽くされました。
夜明け前から人々が集まり、先日ムバラクを退陣に追いやったあの光景が、目の前で繰り広げられていました。
今僕のいるカイロでも緊張状態で、周辺の中東の国々も緊張状態で、帰ると日本も緊張状態だと考えると、今、世界がすべて、大きくうねりながら、嫌な方向に向かって動き出したような、不安な気持ちにすらなります。
しかし決して暗くはならずに、光を見失わないことです。
今、世界は大きな転換期なのかもしれません。
そんな混乱の中で、僕にできることは、未来を見据えて自分自身が転換することです。
これらの混乱から何かを読み取り、反省して、もし何かを学べなかったなら、再び大きな悲しみに襲われるでしょう。
だから僕は、まず僕自身の転換を向かえます。
それ以外に、今見出せる希望はありません。
愛する皆さんへ。
心から皆さんの幸せを、願います。
カイロより
ルクソール(エジプト)
アブシンベル(エジプト)
カイロ








