ダハブ② | バカのアフォリズム

ダハブ②


やどかり日記


エジプトのダハブ。
まだこの町にいます。

つい長居してしまうのは、この居心地の良さのせいでしょう。
海は綺麗で、飯は旨く、宿は安い。
海岸線の雰囲気は洒落ている。
いつか頭の中で思い浮かべていた、どこかのビーチリゾートみたい。

多くの日本人が、やはり長居している。
中には4ヶ月も同じ宿から動いていない人もいます。
この町にいると、何もやりたくなくなる。
下手をすると自分を見失って、いつまでもこの楽園から動けなくなりそうです。

それだけ居心地が良い。
毎日シュノーケルで海に潜る。
透き通った海に、日の光が線上に差し込むのが美しい。
その光に照らされた、美しいサンゴ礁と、そこに戯れるカラフルな魚たち。

疲れたら海辺に寝そべり、文庫本を広げる。
宿の本棚にあった「冒険投資家ジム・ロジャーズ世界バイク紀行」をビーチで読んだ。
ジム・ロジャーズはウォール街の伝説的な投資家だ。
37歳で引退後、バイクと車で世界を旅して回っている。
自分の目で世界を見て、世界を深く理解し、投資に応用する。

彼の旅のスケールの大きさと、行く先々の国での分析力の鋭さに、物凄く刺激を受けた。
同じ旅をしていても、そこから何を得るかは旅人により異なる。
ジム・ロジャーズは旅を思い切り楽しみながらも、同時に活きた情報を得、深く考え、旅から多くの収穫を得ている。

この楽園の心地良さに溺れてしまう旅人は多いだろう。
確かにリラックスするのも旅の楽しみの一つだ。
リゾートで非日常を満喫するのは素晴らしいことだ。

しかし、目的もなく、いつまでもこの楽園にいるわけには行かない。
ジム・ロジャースは言う。
人生は短い。遠くへ行け。そして深く考えろ。

また、旅で大事なのは
1、殺されないこと 2、楽しむこと 
そして3、世界を知ること

なるべくありのまま、世界を見ること。
情報が伝えるのは、世界のごく一面だと言うこと。
それを身をもって理解しなくてはなりません。
特に今の世の中で起こっていることは、日本にいるだけでは理解できません。
逆に、世界を見て、初めて理解できる問題も多いのです。
だから旅が不可欠です。
人生で何を成すにしても、その基礎知識として世界を知っておく必要があります。

すっかり日に焼けました。
今日は40℃近いとか。
明日はルクソールへ移動します。
見ることには貪欲でありたい。

それではまた。
紅海の楽園より




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