ポカラ迷走
皆さん、ご機嫌いかがですか。
僕は今、落胆しています。
本当なら今頃、トレッキングをしているはずでした。
昨夜、レストランで日本人の知り合いができました。
その人にトレッキングに誘われ、僕も行くことにしたのです。
僕はトレッキングに興味はあったけど、一人旅だから参加できずにいました。
その人は一人でトレッキングに参加することを決めていました。
でも、二人の方が楽しいからと、僕を誘ってくれたのでした。
僕も誰かいれば、ぜひ参加したかったので、嬉しい誘いでした。
出発は早朝でした。
その人のホテルから、5時45分に出発でした。
僕は絶対に寝坊したくないので、しっかり目覚ましを4時30分にセットして寝ました。
でも、ワクワクして結局寝つけないまま、起きる時間となりました。
5時には僕のホテルを出ました。
その人のホテルまでは10分くらいのはずです。
遅れたくないので、早めに出ました。
しかしです!
町に出て、驚きました。
真っ暗なのです!
街頭もなく、どの建物にも明かりが着いていない。
日の出前のポカラは、明かりがなく、真っ暗だったのです。
「やばいな」と思いながらその人のホテルを探しました。
しかし、真っ暗だと、まったく土地勘がわからない。
そのうえ、印象もぜんぜん違う。
必死に探しました。
でも行ったり来たり、行き過ぎたり戻ったり。
でも、ぜんぜんわからない。
そのうち、5時30分になってしまいました。
ここからはダッシュでした。
真っ暗なポカラの町を、ひたすら走り続けました。
やがて約束の時間を過ぎてしまいました。
おそらく僕が来るのを待っているでしょう。
誠意だと思って必死に走って探しました。
でも、暗くてまったくホテルが見つからないのです。
6時になりました。
何度も通ったある通りです。
そのホテルのゲートが開き、電気がついていました。
その光景が、昨夜の印象と重なりました。
僕はホテルに飛び込みました。
「車は?」と聞くと、
「今出たところだ」と言われました。
残念な気持ちと、何よりも約束を裏切ってしまった申し訳ない気持ちで、自分のホテルに戻りました。
早朝が真っ暗だということを考慮に入れるべきでした。
そして、もっとしっかりホテルの場所と、名前とを確認しておくべきでした。
本当に自分の注意力の足りなさを、悔いました。
力なくベッドに横になると、トレッキングで見るはずだった日の出が、部屋の窓から見えました。
今頃一人でトレッキングに行った、その人のことを想いました。
本当に申し訳なくて、残念で、力が抜けました。
日の出前のポカラで、トレッキング分のカロリーを消費しました。
そのうえ、約束を破る、残念な結果となってしまいました。
申し訳なくて、申し訳なくて、とにかく申し訳なくて、これを書いています。
その人が、もしこれを読んでいたなら、こう伝えたいです。
本当に、昨日誘ってくれて、ありがとう。
嬉しかったです。
ポカラのネットカフェにて



