ポカラ | バカのアフォリズム

ポカラ


やどかり日記




日本の皆さん、ご機嫌いかがですか。
僕は今、ポカラに居ます。

すごく良いところです。
チェックインした部屋の窓からは、マチャプチャレとアンナプルナ連峰が見えます。
7000~8000メートルの山々です。
日当たりの良い屋上やテラスからも、よく山が見えます。

町へ出ると、きれいな湖があります。
その湖に沿ってレストランや土産物屋が並んでいます。
すごく雰囲気が良く、嬉しい気持ちになりました。

旅行会社も多く、旅行者はここを基点に、トレッキングに出かけたり、パラグライダーをしたりするようです。
僕はバイクを借りて、湖に沿って走りました。
視界にはヒマラヤの山々や、パラグライダーで空を飛ぶ人たちが見えました。

観光のエリアは狭く、すぐに現地の生活区に入りました。
観光エリアとは一転して、何もない、「貧しい」エリアです。
しかし、あちこちで子供たちが無邪気に遊ぶ姿を見かけます。
その側では、放し飼いの鶏や、牛や山羊。たまに豚。
子供たちの元気な姿を見ると、「貧しい」という表現が、一方的な見方であることを知らされる思いがします。
彼らは別に、貧しいとは思っていないと思います。

男の子は大抵、「サザエさん」のカツオみたいです。
何かいたずらをして、よくお母さんに怒られています。
何だか微笑ましく、この町の生活水準と同じくらいだった頃の日本を想像してみます。
きっと、そんな時代もあったのでしょう。

沿道で日向ぼっこをしている人の姿もよく見かけます。
僕もここでは、のんびりと過ごしたいと思いました。
日当たりのいいホテルのテラスで、僕は日向ぼっこしながら本を読むことにしました。
風は心地よく吹いていて、ホテルの庭からラジオが何気なく流れていて、たまに遠くから牛の鳴き声がブリブリブリと聞こえてくる。
その鳴き声が、乾いた音を出すサックスプレイヤーの低音みたいに聞こえます。

のどかな町です。
皆さんはのんびりしたい時、誰にも邪魔されずに、心からのんびりできる場所があるでしょうか。
僕には、意外とそういう場所は少ないように思えます。
だからポカラみたいな、心からゆっくりできる町に出会うと、すごく印象に残ります。
(他では、タイのチェンマイや、ラオスのバンビエンなどがそうです)

何もしないことが許される場所というのは、逆に貴重だと思います。
そこには決まって、人間の原点みたいな光景があるのです。

僕は基本的に、人間の経済活動を肯定しています。
人間が経済活動を行うことは、宿命だと思っています。

しかし、いつでも迷っています。
その迷いが、僕を旅へとかき立てます。

ポカラはいい町です。
しかし僕には、ポカラでのんびり過ごすのは50歳くらいになってからでいい。
もっとストイックな旅がしたいから、少し休んだら次の町へ行くつもりです。

皆さんもオンとオフ、アクセルとブレーキをバランスよく、
どうか体や心を壊さないよう、
健康にお過ごしください。

それではまた!

ポカラのネットカフェにて


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