授業中に「この問題は何がゴールなんだろう」と生徒に問いかけることが多い。
基本的な知識を身に着けた中学受験生の前に、最後に立ちはだかるのは文章の読み取りと条件整理。算数でもある程度の「読解力」は大事。
しかし、聞かれていることがなんだろうといつもゴールから逆算する思考があれば、なにをすればいいかわかることが多い。算数も数学もこの点は変わらない。
高校生の授業中。計算につまずく生徒。
なにをしたらいいかわからない様子。
「あのね。三辺がわかっているときははじめは余弦定理を使うんだよね。
するとコサインAがでるから 相互関係式が使える。
そうするとサインもでるから、正弦定理が使えるでしょ?ちなみにここでRもでるわけ。
そうしたら三角形の面積公式をつかって面積を求める。こういう思考の流れ、『フロー』をおさえてほしいんだ。ただ思い浮かんだことを計算するだけじゃ迷子になってしまう。」
大学受験数学だと問題の読み取りから正答(ゴール)を出すまでの「フロー」を指導する講師は多い。でも受験算数だと「フロー」まで教えている先生はかなり小数派だと思う。解法の丸暗記では、さまざまな条件のからみあった問題には対応しにくい。定番問題に出会った時に、フローを意識して解く子とそうではない子の数学力には雲泥の差がある。
