Into The Light -2ページ目

Into The Light

好きな音楽や楽器のこと、ほか趣味のこといろいろ書き綴ってみようと思います。

Jethro Tullフィーヴァーは未だ冷めやらず。毎日へヴィ・ローテイション。


70年代のTullの屋台骨を支えたドラマー、Barriemore Barlow。

かのJohn Bohnamに「イングランドでNo.1のドラマー」と言わしめた名ドラマー。バスドラムを二つ配置したツー・バスのスタイルに、ロートタムやパーカッションを無数に配置した要塞のようなドラムセットは70年代はまだ珍しかった。

Barlowの超絶技巧が冴えわたるドラムソロをフィーチャーした「Conundrum」。




ソロに限らず、歌メロのバッキングでも実にセンスのいいドラミングが堪能できる。

Terry Bozzioとならんで、自分のフェイヴァリット・ドラマーです。









70年代のTullのアー写。

後列の赤ん坊を抱いている人がBarlow氏。なんというか・・・、ものすごくアクが強い面々(笑)。前列左のJohn Evan氏は目つきがヤヴァ過ぎ。おクスリやってないだろうな?







アー写もう一枚。
アゴ髭に洗濯バサミをぶらさげてるMartin Barre氏がお茶目(笑)。後ろの組体操は意味不明。


こんなコミカルな面々でも、一旦ステージに上がると巧みな演奏技術を駆使してオーディエンスを魅了してしまうのだからすごいね。


Barlow氏の人柄を窺わせるエピソードを一つ。

Tullでリズムセクションのコンビを組んでいたJohn Glascock(この人も最高のベーシスト)が心臓病で夭折した際、安いギャラと荒れた生活のためお金がほとんど残っていなかったJohnの葬儀の費用をBarlowが全額支払ったそう。二人はバンドメイトの域を超えた親友同士だったのだね。

Jethro Tullの歴史上で間違いなく最高で最強のドラマー。現在はレコーディングスタジオの経営がメインでミュージシャンとしては第一線を退いているらしいけど、近年のプレイする様子もYouTubeに上がっている。歴史に残るドラマーには間違いないので、願わくばまたシーンに戻ってきてほしいものです。


前のブログに書いたように、現在Jethro Tullにどっぷりハマっている。

セカンドアルバム「Stand Up」に収録の「We Used To Know」。



憂いを帯びた歌メロに、ワウを駆使したギターソロが印象的な佳曲。

ネットを眺めていると、この曲との類似性を指摘される曲があるらしい。

それがこの曲↓。



Eaglesの「Hotel California」。
アメリカの退廃を歌った言わずと知れた名曲中の名曲。洋楽を聴く者でこの曲を知らないともぐり扱いされるほど。

う~ん、たしかに憂いを帯びた歌メロやエンディングに延々と続くギターソロといった曲の構成に若干の類似性はみられると思うけど、「パクり」というレヴェルまでいくかな~?コード進行とかを仔細に検証するなんて野暮なことはする気はない(笑)。

ま、結論としては、「両者とも名曲」。

このブログを読んで下さっている皆さまにも聴き比べて頂きたいものです。
まだ5月だというのに暑い日々が続いている。早くも夏バテ寸前。

本日は休日ということで所用を済ませた後は自宅でベースと戯れつつミュージックに身を委ねている。

本日のお題は「Jethro Tull」。1968年のレコードデビュー以来紆余曲折を経つつも現在まで活動を続けるブリティッシュ・ロックの至宝。

活動歴が長いだけにアルバムの枚数も多い。個人的には1970年代後半にリリースされた、「Songs From The Wood」、「Heavy Horses」、「Stormwatch」の3枚、俗に言う「トラッド三部作」が白眉。



Songs From The Wood」収録の「Hunting Girl」。兎に角手数の多いドラムが印象的。曲が破綻すること無いセンスのいい手数の多さだな。このセンスは並みのドラマーでは無いことがよく分かる。



「Songs From The Wood」収録の「Pibiroch」。中間部のマンドリンをバックにしたフルートのソロからシンセによるブリッジに至る部分のサウンドの美しさは絶品。



「Heavy Horses」のタイトル曲。この曲では舞うようなヴァイオリンがフィーチャーされている。



こちらは「Heavy Horses」ラストを飾る「Weathercock」。マンドリンのリフが耳に残る。サビの歌メロが秀逸。



「Stormwatch」に収録のインストの小曲「Warm Sporran」。この曲もまたマンドリンが印象的。ドラムもまた手数が多くていい。



「Stormwatch」に収録の「Elegy」。この曲もインスト。フルートのたおやかなメロディに癒される。エレクトリック・ギターのソロのバックで流れるストリングスも美しい。

この頃は、このバンドのトレードマークのフルートに加えてヴァイオリン、マンドリンといった楽器がフィーチャーされている楽曲が結構あるな。

この頃のバンドのラインナップは以下のとおり。

Ian Anderson (Flute,Vocal,Guitar,Mandolin etc)
Martin Barre (Guitar)
John Glascock (Bass)
Barriemore Barlow (Drums,Percussion,Glockenspiel etc)
David Palmer (Keyboards)
John Evan (Keyboards)

ツイン・キーボード及びテクニカルかつアクの強いリズムセクションもこの時期の大きな特徴の一つ。

今回貼った6曲は個人的には何度聴いても飽きない名曲。





入手以来お気に入りのTUNEのヘッドレスベース。昨年の8月にカスタマイズのために尼崎のメーカーに送っていたベースが先日手許に戻ってきた。




このベースが・・・





















こうなりました。




カスタマイズのメニューは・・・

1. リフィニッシュ
2. GKピックアップ増設
3. ボディバックにバッテリーボックス増設
4. ボディトップにロゴ取付
5. 「PLEK」によるネック調整








ボディカラーをシースルーブラックからシースルーチェリーレッドに変更。実物は写真よりもっと鮮やかな感じ。非常に気に入った。








GKピックアップは、以前入手したベースにも付いているもので、先日入手したROLANDのギターシンセをドライヴさせるために搭載。






バックパネルを外さなくてもバッテリー交換ができるように増設。ただし、ネットの情報を見ると、この手のバッテリーボックスは断線のトラブルも散見される。扱いは要注意だな。







このベースはヘッドレス故ロゴがどこにも入っていない。なので4弦側のホーンにロゴを付けてみた。

PLEKは最新のコンピュータ診断によるリペアマシン。スキャンの結果、このベースは若干のハイ起きが発生しているとのこと。フレットの摺り合わせによるリペアを施した。


以前指板に貼っていたTree Of Lifeのインレイステッカーは、経年による傷みが目立ったため全て剥がした。

このベースのメーカーであるTUNEのリペアマンは、的確なアドヴァイスと迅速な対応で非常に好感が持てる方だと思った。お世話になりました。


特にボディカラーが最高です。以前にも増して愛着が湧いた。カスタマイズして本当によかった。次回のリハからスタジオに登板させよう。
久しぶりにギターを入手した。



日本のアコースティックギターメーカー「K.Yairi」のエレクトリック・アコースティックギター。



シングルカッタウェイの「KYF」というモデル。正統派のアコギとはかけ離れたシェイプだけれど、却ってこのシェイプに惚れ込んだ感じ。

大きなフィーチャーとして、通常のKYFのスペックはスティール弦だけれど、この個体はカスタムスペックのナイロン弦仕様。




ということで、ヘッドはクラシックギターのようなスロッテッド・ヘッド。




プリアンプはアコギプリ定番のFISHMAN。

ショップで試奏してまず感じたのがネックの細さ。通常のクラシックギターのようなぶっといネックではなく、スティール弦のネックシェイプを準用したのかガット弦にしては細めのネック。プレイアビリティは最高。プリの特性も素直で扱い易そう。ボディが小振りなので生音はそれほど大きくないけど、それを補って余りある。




サウンドホールがfホールというのもお気に入り。アコギ臭が希薄で上々。また、レッドのフィニッシュも最高。

帰宅してからずっとポロンポロンと弾いております。今度時間が出来たらスタジオで音作りを。いずれ今やっているアコースティックバンドに持ち込んでみよう。

ガット弦の暖かみのある響きは本当に癒される。
いま自分はバンド活動をしている。この趣味に足を踏み入れてはや20年以上。今までプレイを共にしたメンバーはみないいヤツばかり。本当に恵まれたバンドライフ。4年前に惜しまれつつ亡くなった女性ヴォーカルのことは今でもたまに思い出す。

自身が高校生のときに初めて組んだバンドではBeatlesのコピーを演っていた。最初にベースラインをコピーしたのはEaglesの"Hotel California"。バンドスコアを買ってきて、音源を聴きつつTAB譜を見ながら一生懸命コピーしたのは懐かしい思い出。

社会人になって加入したあるバンドで初めてオリジナルの曲をプレイすることになった。それまではTAB譜という大きな味方があったけれど、オリジナルではそれが無い。コードやスケールの知識も求められるので、ものすごく苦労したのを覚えている。故に最初はほとんどルート弾きオンリーだったな(笑)。今現在も音楽理論については浅薄な知識しかないけど、ベースラインの構築はそれなりに出来るようになった。

ところで、今の日本のアマチュアバンドでコピーバンドとオリジナルバンド、どちらが多いのだろう?

自分はもうコピーをやりたいとは思わない。と言っても、決してコピーバンドを否定するつもりは無い。コピーでもその道を極めるとすごいよね。ZEPのコピーとかQUEENのコピーで有名なバンドもあるよね。以前Doobie Brothersの素晴らしいコピーを観てものすごく感動した記憶がある。

ま、コピーにしろオリジナルにしろ、集まったメンバーが個々の能力を最大限に発揮してプレイできるのは無上の喜びですな。


というわけで、本日もバンドのリハです。





↑今日のミュージックはノルウェイの「Wobbler」。このバンド、デビューはそんなに古くないらしいけど、サウンドは完全に70年代の黄金期のプログレ。もちろんメロトロン入り。イントロからヴォーカルが入るまで約7分。なげー。
件の大震災から昨日で5年。TVでは追悼の番組が放送されていた。あの日の夜TVで観た津波の映像は5年経った今観ても戦慄する。改めて亡くなられた方のご冥福と被災地の速やかな復興を祈念します。

あの日会社で地震に遭遇。激しい揺れでPCのディスプレイが倒れかかってきた。あわてて屋外に出ると、社屋が激しく揺れているのが見てとれた。嘗て体験したことが無い大きな地震と認識した。地震の時点で会社の業務は終了。あの日は昨日と同じ金曜日。会社の寮から55km離れた自宅にクルマで帰った。が、道は渋滞に次ぐ渋滞。17:30に社を出て自宅に辿りついたのがたしか22:00くらい。ヘロヘロになって帰宅してみると、自室はCDラックが倒れてCDのコレクションが散乱していた。楽器に被害が無かったのが不幸中の幸い。CDを片付けて寝床を整えた頃は日付が変わっていた。

そういえばあの日の翌日には長野で震度6、その数日後には静岡で震度6の地震があったね。大地震の連続なんて信じられなかった。

と、5年前の3.11を思い出して感慨に耽っていたらとんでもないニュースが飛び込んできた。

「ELPのKeith Emerson死去」

享年71歳。海外のニュースサイトには死因は自殺との報もある。YESのChris Squireが死去したとき以来の衝撃。なんというか、最近過去に隆盛を極めたアーティストの訃報が多すぎないか?MOTORHEADのLemmy、Devid Bowie、EaglesのGlenn Frey、そして数日前には名プロデューサーのGeorge Martinの訃報に接したばかり。

ELPは「四大プログレ」の一角として有名だけれど、個人的にはあまり惹かれなかった。が、ロック界に残した足跡は偉大。モーグシンセとハモンドを駆使したアグレッシヴなプレイは永遠に色褪せない。

R.I.P





遅ればせながら、本年もよろしくお願い致します。

年明けはまったりと過ごしていた。気が向くとギターを爪弾いたり。あと墓参に行って父や叔父伯母に新年の挨拶も。

仕事始めは新年早々バタバタ。いきなりエンジン全開でぐったり。

で、今日から三連休。

今日はUriah Heepを聴いています。
70年代から現在に至るまで活動しているブリティッシュ・ハードロックの至宝。

不滅の名曲「July Morning」

ハモンドオルガンのソロや、エンディングのシンセなど聴き所満載。キーボーディストのKen Hensleyのセンスと技術に脱帽。



「Demons and Wizards」に収録の組曲「Paradise~The Spell」

この動画の7:00辺りから入ってくる泣き泣きのスライドギターが最高です。



「Sea Of Light」の収録の「Love In Silence」

故Trevor Bolderのベースが活躍する一曲。イントロからメロディアスなベースライン。中盤からのシンフォニックに盛り上がっていく。



「Sonic Origami」の収録の「The Golden Palace」

シンフォニック極まりない珠玉のバラード。アコースティックギターをフィーチャーした前半からこれまたシンフォニックに展開していく後半がいい。落涙。


で、夕方からはバンドの新年初リハです。こちらも楽しみ。
本日は2015年最終日。今年も終わり。早いもんだ。

今年は仕事面では労働組合の執行委員長の仕事が通常業務にプラスされてバタバタする面もあった。会社側とのボーナス交渉はもうやりたくない。

プライヴェートでのバンド活動は順調だったけれどライヴは1回しかできなかった。来年はバンドの活動形態がガラッと変わる(この辺はおいおい書くつもり)。開店休業状態だったもう一つのバンドも活動再開するかもしれないので、来年も楽しみ。

で、今はDave Greensladeの「Cactus Choir」を聴きながらまったりしております。




普段このブログをご覧頂いている皆さま、コメントやペタを下さっている皆さま、どうかよいお年をお迎え下さい。

来年もよろしくお願い致します。

やっと一週間終了。今週は長かった…

55kmの道程を走って自宅に帰ってきた。

明日は先日亡くなった伯母の四十九日の法要と納骨。明後日はバンドのリハの予定が入っている。


↓で、今日聴いたミュージック。

ASTRAの「Beyond to Slight the Maze」。



アメリカのグループだけれど、出てくるサウンドは70年代のブリティッシュ・プログレッシヴそのもの。ギターのサウンドが古臭くていい。で、鍵盤は勿論メロトロン。ストリングス、フルート、クワイアといったメロトロンの代表的なサウンドを堪能できる。まさにメロトロンの見本市。

GREENSLADEの「Drum Folk



発掘ライヴ音源。タイトルどおり超絶技巧ドラムを核とした曲。中間部の鍵盤のソロではまたまたメロトロンが大活躍。アルバムヴァージョンとは違ってこの部分でもドラムがしっかりリズムを刻んでいるので安定感がある。メロトロンをバックに舞うようなオルガンのプレイに感涙。

好きなミュージックに癒されてゆっくり眠れそうだ。