その注意書きは、学生時代の林間学校や修学旅行のしおりには必ずありました。
  『・その他、常備薬など』


旅先です。友人4人でホテル泊まってます。
“メシか風呂か、どちらかは外せない!”――宿泊先選びで僕らが重視した食事は、身分不相応なくらいの贅沢さです。

朝はホテルのパンがうまいし、昼は豊富な定食に、夜は提携レストランのセットメニュー。
ホントにこの値段でこんな所に泊まってよかったの?という疑問が浮かぶほど満足しています。


こんな誰も得しないような自慢話、いつもならすぐネタにするところですが、ここんとこは更新が止まっていました。
それはなぜかというと、……風邪です。

宿泊3日目にしての、旅先でよくあるこの萎えのパターン。
普段、年に1,2回も体調を崩さないこの男の、このやるせなさが伝わるでしょうか。


さらに話は佳境に入ります。
残念なことに、僕は風邪薬を持ち合わせてはいませんでした。

コンビニでも医薬品を買えるようになったんでしたっけ。
  (医薬品を24時間販売 コンビニでも風邪薬 - MSN産経ニュース
  http://sankei.jp.msn.com/life/body/090601/bdy0906010916004-n1.htm
夜だったのでとりあえず向かったコンビニには、栄養剤しか売っていませんでした。

それを飲んで寝ましたが、所詮は栄養剤。
友人の目には、その夜の僕は地獄絵図に映ったかもしれません。とにかく熱で頭が痛かった。

結局、僕は次の日の夕方になって、薬剤師さんのいるお店で風邪薬を買うことができました。
しかし準備不足による旅先での出費は、貴重なお金と時間、“キモチ”を奪って行ったのです。


修学旅行のしおりの“持ち物”欄に書かれている、「常備薬」の1単語。
チェックリストなんか律儀にチェック入れてたあの幼き頃にはわからなかった、大切なことが今わかった気がします。
夏だというのに、友人と遊びに行く場所は季節感がまるでない都内某所。
そんな僕たちに、夕暮れは夏らしい風景を届けてくれました。

不定期日記

セミです。しかも幼虫が歩道を歩いてる!
これから羽化する場所を探しているんでしょうか。


不定期日記
(こっちは縁石の、セミの抜け殻)

「セミは短命なんだよ。1週間しか生きられないんだって~。」
「へぇ~、そうなんだ。命は大切にしないとね~。」

みたいなよくあるブログの流れにも飽きた今日この頃。
ちょっと俗説にも流されずにセミについて考えてみた。


セミは孵化から考えてみれば、地中とはいえ数年生きるセミは昆虫界では長寿ですよね。
同じ夏の昆虫カブトムシやクワガタはおよそ1年ですしね。

それから成虫のセミは「1週間のはかない命」と思われがちですが、寿命ははっきりとはわかっていないんです。
網を張った飼育で1ヵ月以上生きたという記録があります。(中尾舜一 1990『セミの自然誌』(中公新書)179pp.)


栄華のはかなさを好む日本の国民性が、セミを悲劇のヒロインに仕立ててしまっている感じがありますよね。
セミを「かわいそう」みたいな視点で見る表現とかありますし。


そもそもセミの成虫期が短いのには、できるだけ同時期に短期間で高密度な繁殖をすることで、
より確実に子孫を残すという合理性があります。

(余談ですが、アメリカには13年ゼミと17年ゼミというセミがいて、
繁殖を繰り返すうちに公約数を持たない素数の年のセミだけが生き残ったという説があります。)
(↑こういうのに興味持っちゃう理系なあなたに、数理生態学の吉村仁教授の著書、『素数ゼミの謎』(文藝春秋))


少子化に困窮する日本の方が、セミに「かわいそ」がられてもおかしくないですよね。



それにしても遊びすぎました。
素数ゼミの話して数理統計の授業思い出しましたし、今夜は統計の本でも読もうかな。
やっぱ行ってみるもんですね、未知のところって。


国会図書館に行ってきました。

不定期日記

ここは国立の図書館で、国内で発行されたすべての出版物が納本されています。
全国の、日々の新聞から毎週の週刊誌(少年ジ○ンプなんかも)まで、すべてが揃っているというから驚きです。

さらにびっくりなのは、一般の人も利用できるというところです。
すべてが利用可能な訳ではないですが、申請さえすれば閲覧や複写(コピー)できる可能性があります。
(ちなみに館外貸出はNG。)

まあ正確には公式で、
国立国会図書館-National Diet Library


まず入館すると、右手にロッカーがありました。
一定の大きさ以上の私物が持ち込めないということなので、ロッカーに入れ、
必要なものは透明のポリ袋に入れさせられます。

それから当日入館するだけでも、住所・氏名・年齢を入力して“館内利用カード”(SuicaみたいなICカード)を受け取ります。
このカードは帰りには回収されるのですが、とりあえずそれを使って改札を通る訳です。

僕はその後、“登録利用者カード”なるものを作りました。
こっちが、いわゆる図書館利用カードです。
(国会図書館に来た記念にカード作って帰ろ!っと、あやうく館内利用カードだけを持ち帰ろうとした友人もいましたが。)


さすがに日本一の図書館でした。
コレクションも外装も内装も、国の威信を感じる凄さです。そしてここが普通に利用できる凄さ!

館外貸出ができないのがちょっとアレですが、十分な顧客満足度です。僕もたまに使おうと思います。
というか国民みんなの税金で作ってるもんだし、利用しないと!