この海軍ヤードの銃撃事件も、その前に書いた淡路島の殺人事件も、いずれのケースにも電波操作の特徴が強く表れている。それは非合理性と合理性の不思議なミックスである。それだけでなく、両方の実行犯は声が聞こえたと主張している。それが病気に基づくものであれば、脳の機能はかなり低下しているはずだが、実際には襲撃準備から計画に至るまで十分に合理性が表れている。これこそが電波操作の特徴であり、僕はその犯罪誘導洗脳を受けたことがあるので、確証を持って断言できる。

 

 このような事件は他にもあるはずだが、確定するのが極めて難しい。ただし、電波操作によって犯罪が引き起こされた場合、色濃く電波洗脳の要素が残っているので、判別すること自体は不可能ではない。

 

 日本における問題は捜査情報がほぼ開示されないところにある。その状況では外部的に電波操作があったと特定するのはかなり難しい。検察であれば電波操作の存在を認識することができるはずだが、彼らは今のところ、そこまでまだ踏み込んでいない。彼らはこの技術が存在することを100%知っており、現実の犯罪の中で、その存在を認める必要がある。つまり、実行犯だけに責任を負わせるのではなく、背後にいる工作者の責任も追及する必要がある。

 

 アメリカにおける問題は実行犯が殺されるところにある。海軍ヤード銃撃犯も最終的に殺されたが、彼の件が電波操作だとほぼ断定できるのは、彼が電波操作を受けていたと書き残していたからと、海軍ヤードという侵入が難しい場所で事件が起こったからである。その結果として、複数の機関によって調査が行われ、それが最終的に公表された。

 

 そうでなければ、そこで何があったかを判別するのは難しい。例えば、サンディフックの銃撃事件を調べたが、銃撃犯が射殺されたために、どうして多くの生徒が殺されなければならなかったのかは分からない。

 

特にこのケースは重要で、アメリカのスクールシューティングはこの事件以降に急激に増加する。それだけでなく、この事件はCIAの拷問レポートが承認された翌日に起こっている。本来であれば、そのレポートと共にCIAの権限はもっと制限されるはずだったが、結局、国内の状況が不安定になれば、そんな話も出てこなくなる。

 

 つまり、この事件は電波操作と関連がある可能性が高いが、それでも銃撃犯が死んでおり、ほとんど情報が残っていないため、どうしてもその関連性を突き止めることが出来ない。依然としてどうして銃撃事件が起こったからすら分かっていないため、多くの疑問を残したままであるが、外部的にはこの事件が電波操作関連だということは不可能である。