スパイの対人工作の基本は対象者をアセット獲得することにあるが、それは究極的には対象国に影響を与えるためである。対象国に影響を与える方法には他に対社会工作があり、メディア等を通して情報操作する方法もある。ただし、その際においても、情報操作に関わる人間をアセットとして獲得する必要が出てくる。政治家や官僚以外にも、そのような影響力のある個人や機関に属する人たちがスパイのターゲットになる。

 

27 「スパイのリアル」対人工作活動1・アセット化

http://ameblo.jp/multifractal/entry-12206727339.html

 

 1990年代前はまでは、そのような人たちだけがスパイの工作対象だった。これにもう少し加えるとすれば、諜報機関が危険だと捉えている組織も工作対象になっていた。それはテロリスト等の過激派組織であったり、過激化する恐れがあると認識されている組織だったりする。その範囲は曖昧であるが、この対象は1990年代以降、更に拡大していく。

 

31 「スパイのリアル」対社会工作活動1・対個人情報コントロール

http://ameblo.jp/multifractal/entry-12207355371.html

 

それは冷戦が終わってスパイの必要性が低下したからである。その結果、彼らは情報取得や操作の対象を経済情報にまで広げた。それはアメリカ政治からCIAへの要求でもあったが、より普通の人がスパイのターゲットになってしまった。もちろん、CIAがアメリカ人を対象にすることは限られているが、アメリカ以外の国においては多くの人たちがCIAのターゲットリストに加えられている。

 

 これとほぼ同時期に起こった変化が電波操作技術の進歩である。電波操作を使えば、より容易に対象者を洗脳できる。この技術は対象者のアセット化に有用であると同時に、それを悪用すれば、大きな社会問題も起こすことが出来る。対象者を洗脳して大きな犯罪を引き起こさせれば、それだけで社会不安を引き起こせる。今までも同様の工作はあったはずだが、電波工作を利用することで工作は更に露見しないようになった。

 

 電波操作で対象者を洗脳するためには感情操作だけでは不十分で、思考操作が必要になる。その際、対象者の脳と工作者の脳を電波を通して繋ぐ。そうすることで、工作者が対象者に外的な考えを植え付けることが出来る。この植え付ける作業を行うためには、対象者の言葉のネイティブスピーカーが必要になる。そうでないと、対象者をうまく洗脳へと導くことが出来ない。

 

21 アナログ変換と同期

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例えば、日本人であれば、日本語でしか洗脳できない。その日本語の技術がつたなければ、対象者はその洗脳の言葉を信じないだけでなく、何かが起こっていると訝しがるだろう。

 

そのため、対象者のアセット化を進めるためには、更に多くのアセットが必要になる。この工作が拡大していくと、諜報機関のアセットの数は膨大になる。つまり、日本にはCIAやファイブアイズのために働いているアセットが多数いる。

 

 彼らは技術と機械を持っており、それは更に悪用されている。つまり、アセット化のためにより多くのアセットが必要になり、その技術が悪用されるため、更に多くの人が諜報機関のターゲットになっているだけでなく、更に多くの人が諜報機関の工作の被害を受けている。