彼女は金融業界の中にCIAがスパイを送り込んでいるのを知っていた。富岡三七子氏がCIAのアセットとして、僕に対して本格的な工作活動に入ったのは2005年だったが、その直前に、彼女は仕事を移籍することについて聞いてきた。彼女は背後にある大きな問題に気付いており、僕にアドバイスを求めていた。

 

 その時は単なる仕事の話だと思っていたが、後から考えてみると、富岡氏は僕のことをCIAのスパイだと思っていた。

http://ameblo.jp/multifractal/entry-12196339587.html

 

 それはよくある話である。米津氏の話の際にも書いたが、彼も僕がCIAのアセットだと思っていた。イギリスにいて、アメリカにいて、学歴があるとCIAのアセットに見えるらしい。たぶん、それが現実に近いが、それは大きな問題である。つまり、CIAは英語が出来て、優秀だと思われる日本人を狙ってリクルートしているという意味である。

 

 ただし、リクルートされるのは普通の人も変わらない。結局、富岡氏もCIAアセットとして雇われている。そして、彼女の周りには多くのCIAアセットがいた。だから、彼女も自然とスパイに雇われている人たちがいることは知っていた。

http://ameblo.jp/multifractal/entry-12206188184.html

 

 富岡氏の行動は特異で、どこまでがCIAの指示でどこからが工作以外なのかのほとんど区別が付かない。何度もインサイダーに嵌めようとしていたが、僕が断っているのでどうしようも出来なかった。例えば、インサイダー情報を持っていると言って、その後に携帯に電話してきたりする。もちろん、投資行動を見れば、僕がインサイダーをしていないのは分かるが、電話だけをトラックしていると何とでも言えるような状態になっている。ここまで来ると、ほぼCIAの指示があったと言える。

 

 一方で、彼女は多くの投資家にインサイダー情報をばらまいていた。彼女はそれが一般的だと言い張っていた。しかし、僕はそのばらまきの中には入っていないため、どんな情報がやり取りされているかは全く分からない。実際に、インサイダー情報があったようであるが、それでも誰がどのように取引しているか分からない。そこまで来ると、それがCIAの指示なのか、彼女がおかしくなっているのかの区別は付かない。

http://ameblo.jp/multifractal/entry-12206809902.html

 

 ここに一つの問題がある。CIAのアセットになると不逮捕特権が生じる。それはCIAのアセットとして有用であるため、CIAが逮捕させないという意味である。その不逮捕特権を公安も受け入れるため、日本の警察はCIAアセットを逮捕しない。結果として、CIAアセットは日本でどんな違法行為でも出来るようになる。そして、金融業界においては、彼らは違法行為を利用することでリターンを上げている。だからインサイダー情報まみれになっていても誰も捕まらない状況があった。今でも、その状況はそれほど変わっていないかも知れない。

 

 そういう状況だからこそ、富岡氏がアセットなのか、それともUSEFUL IDIOTなのかの区別が付かなかった。アセットというよりは、単なる犯罪者に見えることもある。ただ、CIAはそういう人物だからこそ、彼女をアセットとして採用したのだろう。