北朝鮮が警察庁長官を撃ったのはオウム捜査を制御するためであった可能性が極めて高い。本来的には北朝鮮と警察にはコネクションがあり、それを利用すると北朝鮮に影響が及ばない捜査にできたはずである。そう考えると警察内部の北朝鮮に対する態度は必ずしも一枚岩ではなく、個人や派閥によっては強硬派がおり、國松長官もその1人だったのだろう。

 

 その結果として銃撃され、北朝鮮の目論見通り、彼は捜査を指揮できない状態に追い込まれた。ただし、そのまま放置すると今度は銃撃事件の捜査が北朝鮮に対して及ぶ可能性がある。特に、彼は昏睡状態に入ったものの、その後に回復し、警察全体を統括できる状態にまで戻っている。

 

長官銃撃事件を自ら指揮するとは考え難いが、それでも彼に指揮権があるため、それを避けるためには警察内部の北朝鮮コネクション側に頼んで、捜査自体を抑えて貰う必要が出てくる。

 

 それを公安内部の北朝鮮コネクションに強制的に行わせるために事件現場にバッジを残し、彼らに北朝鮮の関与があったことを伝えた。これは一般的なスパイの符牒であるが、一方でここまでやらなくても、北朝鮮は警察内部のこのラインにコンタクトできたはずであり、実際に要請しているはずである。つまり、彼らはどうしてもこの方法を利用してメッセージが送る必要があったことになる。

 

 それはもっと高位の決裁権者に意思を見せるためである。北朝鮮のスパイはある一定のレベルまでであれば直接的に話せたはずである。どこまでかは難しいが、警察庁本庁の課長レベルであれば、いつでも普通にコンタクトできると思う。

 

 しかし、高位の決裁者には近づけない可能性が高い。オウム関連事件のような大きな事件捜査をコントロールするのは高位の人間しかできないが、スパイは下位ランクのオフィサーと交渉し、そこから話を上げて貰うしかない。この方法に従えばどこかの段階で情報が止められて、決定権を握っている幹部まで情報自体が行かない可能性がある。そして、実際に、そのようなことが起こったんだと思う。

 

 それを正面突破するために警察庁長官を銃撃し物理的に捜査指揮を制御し、わざと証拠を残して公安にその銃撃事件を隠蔽させた。全ての背後関係を知っている人間であれば、バッジを見た瞬間にどうして銃撃事件が起こったかまで分かるはずであり、だからこそ公安は隠蔽工作を行った。

 

 つまり、実際の事件が起こったために、現場担当者は高位のオフィサーに連絡してすぐに決裁を貰う必要があり、それが故に、当初は警視庁刑事部で扱うはずであった案件が事件当日の昼頃までの公安部担当へと切り替えられた。

 

 

ご一緒に、ご覧ください。
http://ameblo.jp/multifractal/entry-12192190504.html