北朝鮮が警察庁長官を銃撃したのは間違いないが、どうして銃撃する必要があったかは難しい問題である。

 

 おそらく、オウム関連の理由で長官を銃撃したんだと思う。この銃撃が起きた正確な理由は分からないが、北朝鮮とオウムに関係があったことは事実である。その関係の中の何かを隠したかったはずだが、自分にはその理由は分からない。それはドラッグ関連かもしれないし、武器関連かもしれない。もしかすると純粋にお金の問題で隠さなければならないことがあったのかもしれない。その理由は不明である。

 

また、北朝鮮がいきなり長官銃撃を行うとは思えないので、まずは下交渉があったはずであり、公安が長官を説得できないことを伝えているはずである。そういう経緯なしにいきなりトップを銃撃するのは考え難い。

 

 一方で、オウムのNO2がこの事件の後に刺殺されている。國松長官が撃たれたのは1995年3月30日だが、オウムNO2が刺されたのは4月23日である。彼はほぼ全ての裏工作に絡んでいる人間であり、その指図による工作が沢山あった。

 

つまり、北朝鮮への捜査を避けるのに障害になったトップを銃撃すると共に、反対側で犯罪の暴露をされるのを避けるために全てに関与した幹部を殺害した。実際に、このNO2はいずれ全てを話すと殺されるまでテレビで話していた。

 

 ただし念のためだが、このNO2を刺殺した本人は北朝鮮の指示があったとは言っていない。彼は元北朝鮮籍で事件の当時も北朝鮮人脈の中で生活していたが、それでも彼が北朝鮮から指示を受けていた証拠はない。

 

 それはそうとして、オウムと北朝鮮が関係を持っていたのは間違いない。当時のオウムはそれ以外にもロシアに手を伸ばしており、それは今でもロシア国内にオウム支部が残存するという形で現われている。

 

 これは単に日本とこれらの国が地理的に近いというだけでは起こっておらず、オウムの中に左翼過激派が入っていたことを意味している。彼らがオウム組織の中でどれほどの力を持っていたかは分からないが、少なくとも、それはロシア国内の支部や北朝鮮との関係という形で現われている。

 

 北朝鮮が警察庁長官を銃撃したのは捜査が北朝鮮への関与を及ぶのを防ぐためであり、長官がその障害になったからのはずだが、しかし自分には、彼らが何を隠したかったかは全く分からない。

 

 ただし、公安は何を隠したかったまで知っていたのではないかと思う。北朝鮮がこの事実を認めることはまずないと思うが、当時の公安の幹部であれば、そこに何があったか知っている可能性が高い。

 

 

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