この幽霊の工作の件もそれから深く考えるようになった。そして、当時のことを思い出す中で、重要な事実に気付き始めた。

 

 幽霊を信じさせる工作をメインに行っていたのは友達だが、彼は完全に脅されていた。問題は誰に脅されていたかだが、彼は基本的に公安によって脅されていた。公安は直接その場にもいたはずだが、それ以外に探偵を下請けとして利用していた。

 

 幽霊の工作が行われていた時、実は車の中にはもう1人いた。バックシートで寝ていた人間がおり、それが公安に雇われた探偵である。それも説明が難しいが、公安が興信所に頼んで、そこで用意したのがこの探偵であった。おそらく、直接的に脅していたのは彼だと思う。

 

 探偵はそれ以外に複数人いた。探偵がいたことは最早どうでも良いが、公安がこのような裏工作を行う際は必ずしも自分で工作をやらないことが多い。下請けとして探偵を用意することが多く、彼らが現場の工作を担うことが多い。少なくとも自分に対する工作においては、実際の犯罪行為に該当するようなことは探偵が行う場合も多かった。

 

 そこには警官の娘もいた。彼女が何の役割を担っていたのかは知らないが、自分で警官の娘だと言っていたので、そこには何らかの意味があったと思う。何かの報告をしていたのかも知れないが、自分が彼女に監視されていたという感覚はない。

 

 それ以外にもう1人確認したい人間がおり、それはアンダーカバーの警官だったのではないかと思っている。確信はないものの、彼がそこにいた理由が極めて不確かであり、経歴もはっきりしていなければ、どういう目標を持って働いているのかも分からなかった。彼がアンダーカバーだと確認できないままに書いているのは、こうやって書くことで誰かがその素性を調べる可能性があるからである。

 

 自分の感覚が正しければ、彼はアンダーカバーとして監視目的で送り込まれていたはずであり、もしかすると、彼が自分の友達を脅迫していたのかも知れない。探偵の場合は直接的に送り込まれていない限り、本人もどういうオーダーでそこにいるかを知らないが、アンダーカバーの警官の場合は送り込んだ上司がおり、それを辿っていけば、どのような命令系統になっていたかは分かる。少なくとも、警察組織内ではどこに問題があったか判明できる。

 

 話を戻すと、幽霊の話が合った頃の自分の周りはこうなっていた。当時の自分はどうなっているか全く理解していなかったが、現実的には完全に包囲されており、それは自分を大きな工作に嵌めるためであった。

 

 

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