日本赤軍にはいろいろハイジャック犯がいるが、自分が会ったのはよど号事件の犯人である。正確に言うと、会ったと言うよりは完全に嵌められただけで、1分も会話していない。それでも、こういう機会があったことも公安の記録に記述されているはずであり、自分は日本赤軍とコンタクトを取った左翼過激派の活動家となっているだろう。

 

 この工作があったのは大学の学祭の後だった。打ち上げはそれなりの人数になるので、その日はサークルでバーを1つ貸し切りにしていた。その場所を自分で予約したような気もするが、違うかも知れない。そこは思い出せないが、少なくとも、その場所は自分が担当することになっていた。

 

 実際に店に行くと別の客が入っていた。ここも誰に言われたかは思い出せないが、そういう状況なのでどうしたら良いですかと言われた。店の人に言われたような気もするし、違うメンバーに言われたような気もする。ただ、いずれにせよ、自分が取り仕切っているので話をするしかなく、直接喋りに行った。

 

 向こうは貸し切りなのを知らなくて、偶然にそこにいたということであった。そもそも、いろんな知らない人たちがいたので、自分でも誰が誰か区別が付いておらず、数人なら構わないと思い、実際にそのように彼らに伝えた。

 

 それで話は一件落着したが、突然、その中の1人が自分はよど号犯ですと言い出した。それを聞いた瞬間に話したくないなと思った。とは言え、どうしたら良いか困惑していると、その時にその隣にいた人がそれに食いついて話し出した。このチャンスだと思い、そのまま自分はその場所を離れた。

 

 公安のファイルの中でどのように書かれているかは知らないが、実際に起こったのはそれだけのことである。ただし、文章の書き方もいろいろあるため、それを彼らがコンタクトしたと書けば、自分はテロリストの仲間のように見えるだろう。

 

 その後、そのバーで自分の傍で言い訳をした人がいた。もしかすると彼がこの場所を予約したのかも知れないが、不思議な言い訳をしていた。

 

こういう工作がある時はほとんどの人が言い訳を繰り返す。当時は何でそんなことを言うんだろうと常々思っていたが、今では工作に協力した後に頻繁に言い訳することが分かった。この言い訳をしておかないと、スパイに落とした後に、極端に人間関係が悪化して危険な状態に陥る可能性があるからだと思う。ちなみに、その人は幽霊が見えると主張した人と同一人物である。

 

 かなり最近になってから確認し直したので確実だが、この時に日本にいたよど号のハイジャック犯は1人しかいない。80年代に捕まって、自分が会った時までには刑期を終えて出所していた。その人物がそこで飲んでいた。

 

 

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http://ameblo.jp/multifractal/entry-12184789059.html