電波による拷問を受けている中でも特にひどい1日があった。その日は早めの夕食を食べに行った後、ホテルの部屋に戻ると、その瞬間に自分を失いだしてきた。

 

どこかでドラックを入れられたと思った。たばこはもう吸わなくなっていたが、アルコールもほぼ取っておらず、電波操作だけでできる症状を越えていたため、どこかで気付かずに経口のドラッグを入れられと思った。

 

世界がグルグルと回り出した。実際に自分がふらついているために世界が回っているが、同時に、頭の中の平衡が失われて世界が回っていた。まずいとは思ったが、どうすることもできず、また部屋の中にいたため、大きな問題にもならないだろうとも思った。

 

その状態が深まった後、また違う人たちと頭の中で問答を始めた。彼らはスパイではなかった。どのようにやっているかは分からないが、時々、スパイではない人たちがそこにおり、彼らと自分が会話することがあった。

 

彼らがその時点でアセットになっていた可能性はあるが、現実的にはその可能性も低いと思う。結局、CIAのオペレーションが大幅に明るみになった後であり、そんなに簡単にアセットを増やせる状況でもなかった。そのため、彼らがどうしてそこで喋っているのかは分からなかった。

 

当時の彼らが電波操作のことを理解してそこにいたのか、それとも分からないまま何らかの方法で会話していたのか自分には区別が付かない。

 

ただ、それ以上に、そこでの会話はもっと不思議であった。それはある事件に関わるものであった。最初はそのことについて話していなかったが、気が付くと、その大事件と自分の関わりについて究明する状況になっていた。

 

自分はフラフラした状態にあり、完全に正常を失っていたが、それでも警察やスパイがその事件に関する情報を集めていることだけは分かった。そして、聞かれるままに自分の事実について答えていた。

 

このふらついた状態は朝まで続いた。結局、幻覚系の薬が入ると寝られなくなることが多く、この時もそのような状況に陥った。それはひと晩中その事件についてどのように考えるべきかを議論するためだったのかもしれない。そして、そのまま朝になり、自分はいつものようにホテルを出て、車を運転して次の場所へと向かった。

 

振り返って考えてみると、一部のスパイはその事件の真相に迫りたかったように思う。ただし、自分の意識が正常のままだとその後に露見する可能性があるため、どうやら薬を入れて、何が現実か分からないようにしてから、その情報を得ようとしていた。と言うのも、彼らは自分に何かを信じさせようとしていたのではなく、ひたすらに質問を続けていたからである。

 

 

ご一緒に、ご覧ください。

http://ameblo.jp/multifractal/entry-12218139922.html