体が勝手に動いて、磁石に吸い寄せられるように動いたと思いつつも、それが磁石ではないのは分かっていた。と言うのも、体の感覚が違ったからである。

 

自分は左利きであるが、右利きのスパイがコントロールすると、自分の左手の感覚が狂っているのが分かった。明らかに左手が弱くなるのを感じ、また右手から始まる動きが増えた。その右手と左手の差で、磁石に引きつけられているのではなく、自分の体が誰かの動きをコピーしているのが分かった。

 

 そのことに関しても、スパイと公安は疑問に思ったようである。そこで右利きのスパイと左利きのスパイを用意して、自分が利き腕をどれくらい判別できるかを試し始めた。

 

左利きのスパイと右利きのスパイを用意し、操作を担当する人を替えて、自分がどれくらい理解できるのかを試した。自分が正解を出せたかどうかは分からないが、その結果として、磁石で操作されているのではなく、誰かが自分をコントロールしていることに確信が持てた。

 

 ある意味、彼らは何も考えずにその実験を行ったかもしれないが、自分にとってはそれが確信を得た瞬間であった。何らかの方法で彼らは体の動きを同期化させていた。

 

 その時に脳波が同期化していることに気付いた。それが分かったのは現象を理解したからだけでなく、もう1つ違う根本的な理由があった。その工作者の中にはいなかった違う誰かが自分に対して、脳は電気で動いていると言ったことがあったからである。その時の自分は脳が化学変化で構成されていると返したが、彼がその言葉を言った真意がこの瞬間に分かった。

 

 今でも彼がアセットだったのかどうかは分からない。スパイかも知れないし、協力者かも知れないし、その区別は未だに付かない。また、協力者と言うよりも、そもそも、その研究をしていた可能性も十分にある。

 

 いずれにせよ、脳波が操作されていると分かった瞬間に声が直接に頭の中で響いている理由も分かった。この数日はずっとドラッグが入っていたために、脳に声が聞こえること自体は疑問に思わないようになっていたが、それでも、この瞬間に全てのことが理解できた。

つまり、自分はずっと電波操作されていた。この影響によってまどろみの中で変な感情に囚われたり、突然切れやすくなったり、自分の思考が読まれていたり、脳に直接声が聞こえたり、突然走り出したりしていた。それらは別々の現象ではなく、1つの方法論の中にあり、それが電波操作であった。

 

 

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