工作活動は更に拡大して実行されることもある。例えば、諜報機関が暴動の扇動を行うこともある。ただし、これに関してもよく分からないところがあり、アメリカ政府が公式の指揮命令系統の中で暴動を起こすことがあるのかどうかは分からない。あるような気はするが、それが頻繁に行われるとは思えず、実際にどのような形で大規模な工作活動が許可されるのかは分からない。

 

少なくとも、CIAが暴動を煽動することだけは事実である。もちろん、このCIAという表現にもクレームを付けたい人たちはいるかも知れない。アメリカ政府やCIAの公式の決定に基づく行動だけがCIAの責任の範囲だと捉えている人たちがいるのは間違いない。

 

とは言え、CIAの工作を受ける側からすると、それが公式であるかどうかはそれほど重要な差ではない。CIAの工作員が組織的に工作活動を行えば、それは間違いなくCIAの責任である。一般の民事裁判においてもそのように判断されるのが普通であり、国家賠償の扱いにおいても同じである。

 

 CIAのどこかのチームが独断で工作活動を行っても、それはCIAが組織として責任を負う事件になる。また、CIAのどこかのチームの一部がローグオフィサーになり、そのチームが違法行為を行っても、それはCIAの責任である。それは大掛かりな工作であっても、個人的な工作であっても責任の所在には変わりがない。

 

これが単独のローグエージェントになると微妙な問題になる。それでも、その人物がCIAの工作員であり、そこで何らかの被害が生み出されれば、その責任は本質的にCIAが負う必要がある。そして、非難自体もCIAが受ける必要がある。

 

とは言え、大規模な工作は単独で実行できるはずがなく、諜報機関が組織的に工作に関わっている。つまり、それが非公式の行為であったとしても、十分にCIAの工作と見なされる範囲である。例えば、他国の選挙に影響を与えるような工作であれば、工作内容が複雑になり、単純には実行できないため組織的に行動するしかない。

 

また、工作では不十分だと判断した場合は依然として暗殺も行われ、それが大規模な政治的工作の一部を構成することがある。このような暗殺に関しても諜報機関は見境なく行う場合があり、特に電波操作は秘匿的であるため、より容易に暗殺を行える。ここまで来ると情報操作の延長線上ではなく、かなり手の込んだ工作を計画する必要がある。

 

CIAが一番強力なスパイ組織であることは間違いないが、このような工作を行っている諜報機関は彼らだけではない。その他の国の諜報機関もこのような大規模工作を行っている。

 

このような政治工作は何千年間も続けられており、どれだけ時間が経ってもなくなるようなものではない。結局、問題のあるスパイ活動を批判することも重要であるが、日本は防諜能力を高めて対抗するしかない。

 

 

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