記憶操作もスパイの1つの手段である。記憶は電波操作を使わなくても操作できる。人間はそれほどものごとをしっかりと記憶していないため、常にマニピュレートする可能性が残されている。

 

ハードディスクのようにデータがそのまま残されていれば、人間の記憶を操作するのは難しい。そうなれば、ディテールの記憶を操作する必要があるが、人間の記憶はそのようには出来ていない。それぞれの記憶を構成しているのは細胞であり、その細胞一つ一つは多くの情報を保持できない。そのため、細胞の組み合わせの中で過去の事象が記憶されている。

 

この記憶が残る際には細胞間の連携が重要になる。そのコネクションが強化されれば、より強く記憶され、それが弱まれば記憶は曖昧になる。

 

逆に言うと、この細胞群の連携に近い記憶は操作の対象にもなる。やってないことでも、何度もやったと言えば、やったように感じる人はいる。これはえん罪の局面でも問題になるが、それよりも証言を操作する際により問題になる。何度もそのようにすり込まれることによって、嘘の証言を作ることは簡単である。

 

特に、記憶が曖昧な場合はより簡単に記憶を作れる。結局、それは単に新しい細胞の中に情報を書き込んでいるということではなく、実際に頭の中にある記憶情報を使って、それに新しい連携を与えているからでもある。そして、その操作がうまくいくと、新しい記憶と共に対象者を嵌められる。

 

電波操作はこの作業を違う次元にまで引き上げる。感情操作はより単純な電波工作であり、その対象の中にポジティブとネガティブがある。それは外部から与えられた情報に対して瞬時に反応し、ポジティブとネガティブのいずれかの結論を持つ。

 

これが脳内だけの反応に対しても起こり、ある記憶を考えさせている最中に、このポジティブとネガティブを操作すると、記憶が違ったイメージを持つことがある。つまり、何らかの犯罪事象を頭の中で想起させ、それに対してポジティブとネガティブを操作すると感覚的に自分が犯罪行為をしたように感じる。もちろん、そこには事実関係は存在しないが、その感情は偽の犯罪を作り出すのに十分な効果がある。

 

この方法が機能するのは記憶が単なる事実の羅列ではなく、そこに同時に存在する感情の記憶だからでもある。情報に感情が加わることによってその情報はまた違う意味を持つことになる。そのような感情操作を通しても、対象者の記憶を改変できる。

 

 

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