情報コントロールの延長線上に工作対象者の行動自体を制御する工作がある。基本的には情報コントロールで対象を制御しようとするものの、物事は想定通りに進むとは限らず、また当初の目標が達成されるとは限らない。

 

 そのような場合でも情報コントロールまでで止め、それ以上の工作を諦めることは多いが、どうしても対象の行動を制御したいと考えた場合は、もっと物理的に対象者の行動と意思決定を制御する。それも結局は対象者に期待通りの行動をさせるためであり、情報コントロールと同様の目的であるが、その手段はより過激になる。

 

 その手段はいろいろ考えられるが、実際のところ、それはアセット化の際に使う手法と変わらない。つまり、美人局を使って相手を落とすのかも知れないし、お金を使って相手に希望通りの行動させるのかも知れない。

 

また、もっと違法な方法を使って対象者を制御する場合もあるだろう。どのような目的を目指しているかにもよるが、脅迫や拷問もその手段の中にはある。現在の世界のシステムでは、そのような方法はほぼ認められていないが、それでも実際にはスパイはそのような手法を採用する。いずれにせよ、相手の行動を制御する工作は情報コントロール以上の工作になる。

 

 それでも相手の行動を制御できず、期待通りの結果を得るためにそれでも工作を続けたければ、相手を無害化する。つまり、工作対象者を社会的に抹殺するか、物理的に抹殺する。その対象者が存在する限りにおいて希望の結果が得られないと考えた場合は、対象者を無害化することによって目標の達成を目指す。

 

 物理的に抹殺するのは暗殺することであるが、それは未だに一般的に行われている。日本でもその暗殺は存在するが、それが暗殺だと気付かれるようなものは少ない。基本的には、自殺に追い込んだり、病気にしたり、事故に遭わせたりするのが暗殺の工作である。

 

このような形で暗殺が行われた場合、実際の原因である謀議に行き着くのは難しい。それは司法機関が暗殺に協力している側面もあるからだが、それ以上に実際に病気や事故であるため、その責任を問い詰め難い。また、スパイは何度もこのような工作を行い、技術的知見を向上させているので、偶然以上の理由を見付けるのはかなり難しい。

 

 

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