工作を長期間掛けて準備しても、それがうまく行くとは限らない。彼らがそのダイビングの際に行っていた工作は自分の理解を超えており、全く効果のないことをやっていた。もしかすると元々は装備に細工するつもりだったが、自分がその工作方法に事前に気付いたために、その方法が採用できなかったのかもしれない。

 

 いずれにせよ、彼らがやったのはサメが来たと言って、自分をパニックにさせようとしたくらいで、彼らが逃げている間も自分はゆっくりとサメを探したが、その姿すら見付けられなかった。

 

もしかすると、それで自分がパニックになり、その後の工作に繋げるつもりだったのかもしれないが、どれだけ時間を掛けて準備しても、その工作が機能するとは限らない。その際に、プランBを実行できることもあれば、基本的に何もできず、それ以上の追加工作はより問題を生み出す可能性があるので、全ての準備が無駄になっても、そこで工作を打ち切る。

 

 それでも、彼らの工作の出来がすごいのは、半年以上前から自分がその場所に流れるように計画している点である。実際に振り返ると、自分が実家に帰った後に警察の違法工作があまりにも大きくなり過ぎ、警察がひどい組織犯罪に対する非難から逃れられなくなった辺りでこの工作は計画されている。また、それは特捜部長が交代し、検察が捜査から降りる時期にも当たり、全体の工作の方向性を変えるために、スパイは裏側で着々と準備を始めていた。

 

 つまり、2012年6-7月時点で、2012年末に自分をインドネシアにおける工作に嵌めようとする準備を始めていた。ここまで計画できるのは電波工作の効果が大きい。電波を使って毎日工作すると、露見しない形で対象者の行動をマニピュレートできる。

 

 例えば、自分が実家に帰るのは5月に入ってからであるが、県警本部長が公安出身の準キャリアに替わるのは3月である。自分を実家へと誘導するのはプランBであった可能性はあるが、彼らにはこれくらいの工作ができ、またそれがうまく行くように電波工作で補助することもできる。

 

 これらの自分の行動に違法性がないため、電波操作によってコントロールし易いが、これが違法行為の誘導になるともっとマニピュレーションが必要になる。もっと多くの電波操作を行う必要があり、もっと長時間の工作を行う必要があり、また物理的にもいろんな工作を行わなければならない。それは時間の掛かる工作であり、また、その洗脳が必ずしも成功するとは限らない。それに対して、違法性のない行動のマニピュレーションであれば成功する可能性がもっと高い。そして、電波を補助的に使って、その先で物理的な工作を実施する。

 

 その他にもいろんなスパイがいたが、基本的に長期に亘って準備を行っていた。特に、潜入を伴う工作を行うときはかなりの準備をし、かなりの時間潜入している。それでも、その工作が必ずしも成功するとは限らない。ただし、工作対象者を落とす必要があると思えば、何度も工作を繰り替えし、露見しない範囲で対象者を落とそうとする。

 

 

ご一緒に、ご覧ください。

http://ameblo.jp/multifractal/entry-12189474214.html