2013年4月に入ってすぐのある1日、体が制御できないくらいに勝手に動きだした。それは部屋の中を走り回ることから始まった。体が勝手に部屋を走り回り、自分には制御できない。抵抗しようと試みたが、自分自身の動きを止めることはほぼ不可能だった。

 

そこで、その半年ほどはよく座禅を組んでいたので、その要領で精神を集中させた。そうすると、勝手に動く体を一部制御できた。体はある方向に動こうとするが、精神を集中させると、その動きを食い止められた。ただし、それはかなりの集中力を要した。この時点でも声は聞こえており、その中で集中力を維持するのはかなり大変な作業だった。

 

結局、最も効果的なのは体が動くままに放置し、全く気にしないことであった。完全に意識がある中で、自分の体が制御できないのはかなりの恐怖感があるが、自分には制御できない方法でコントロールされている以上、抵抗できる状態になるまでは抵抗しない方が賢明であり、ただひたすらにコントロールされるままに任せた。

 

その体の操作は、当初は、走り回るという極めて分かりやすい状態を伴っていたが、現実的には体のどんな運動でもほぼ制御された。手の上下や首の動きや指の動きまで制御され、その統制下においては、ほぼ、体は自分のコントロール外にあり、どうしようもなかった。

 

 丁度、その頃は毎日のようにドラッグを入れられていた。公安によるとCIAが入れたということであったが、いずれにせよ、意識が正常でない時間が多かった。そのせいもあって、自分の身に起こっていることが幻覚の結果だと思うこともあった。それも正確に言うと、幻覚の結果だと思わされることが頻繁にあったが、それでも、実際に自分の身に起きていることは否定できなかった。

 

 何らかの方法で、それも自分の意識では制御できない方法で、自分の体は外的にコントロールされていた。

 

 

ご一緒に、是非

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