前回、債務整理の際に控除するものを考えましたが、どの方法で債務整理するのが良いのかを考えてみたいと思います。


基本的には任意整理がベストだとは思います。大きな負債は土地建物だと思うので、借り入れ先は国の機関か銀行が大部分になり、よりコントロール可能だと思います。


ただしですが、任意の債務整理を多く引き受けることによって、銀行は大きな損失を出すことになります。最終的に債務整理が必要なものを早めに引き受けることによって、銀行は損失を確定できるので、このこと自体に問題があるわけではありません。


問題は二つあって、一つ目は、そうは言っても、銀行の財務バランスが悪化することです。一番の手段は国が自己資本性のものを銀行に供給することです。そうすることによって、銀行はつぶれないし、任意整理も急速に進むことになります。その際に、いずれ返済スキームを作らないとダメですが、3-5年間は猶予しても構わないような気がします。そして、繰り延べ税金資産の年限を10年近くまで延ばす必要があるような気もします。


もう一つの問題は、前回書いた個人の資産から控除するものというのを、どうするかということです。どう認識するかということですが、だから自己資本性のものを供給するという考え方も出来ますが、一部は国が直接的に責任を持っても良いような気がします。あるいは、政府からの震災補助金の分までを控除するのであれば、政府が追加的に補償する必要はないかもしれません。


ちゃんと計算してみないと分からないですが、今まで書いてきた控除の3項目で、おそらく何千億になるとは思います。一割だけ国が直接的に責任を持って、残りを自己資本にするとか、そういうレベル感の話になるような気がします。


次に、任意整理する際に、債務をどこまで減らすのかということになります。個人のキャッシュフローが痛んでいることを考えると極めてゼロに近いところまで減らすんだと思いますが、ゼロが正しいのかという問題は残ります。収入でどれくらいの負債額にするというのも測り難いので、ゼロなのか一割なのか、そういう話になるんだと思います。