鹿野農水相が戸別補償に規模加算の導入を検討するそうです。
(リンク先の時事記事参照)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100919-00000020-jij-bus_all



何を考えているのかは知りませんが、耕作地の規模を拡大することによって、規模加算という名の補助金がもらえるというのは、明らかに不健全です。一面において、規模の拡大を目指す農家にインセンティブがつくことは良いことのように思えますが、大部分において、非効率に耕地拡大を目指すインセンティブになるだけで、制度が悪用されるだけだと思います。



前にも書いたかもしれませんが、要するに、そもそも制度設計が間違っているから、追加的に新たな政策を考え出さなければならなくなって、それは不必要な資金をより要し、なおかつ、不正の温床になるだけです。



大切なことは間違っているものを正し、もう一度、制度設計を見直すことです。



規模加算が必要になった理由は、現状の政策では農業の効率性へのインセンティブがなく、幅広く保障することによって、逆に努力する農家へのインセンティブを奪っていることです。



その問題を規模という形で解決しようとしているのかもしれませんが、それは本質的な問題ではないし、規模はあくまでも効率性の一部に過ぎません。大切なことは、農業に従事している人たちの自分たちのやり方をサポートする方法であり、その中で、産業自体を強化することだと思います。



そもそも、民主党には、その発想が欠けているように思います。



農業政策に関しては、自民党の案の方が何倍も優れていると思います。戸別補償はマニフェストの目玉の一つなのかもしれませんが、間違っていると思っているなら、規模加算みたいな訳の分からないことを言わず、根本から見直すべきだと思います。
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