民主党の玄葉さんは、農家への戸別所得補償に関して、「規模を大きくし、頑張っている人に加算したい。インセンティブ(動機付け)を与えるプラスアルファの所得補償をする」と述べたそうです。
(リンク先の産経記事から引用)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100702-00000564-san-pol



頑張ろうとしている人がより頑張れるようなインセンティブを導入することには賛成です。ただ、それは戸別補償の考え方からは大きく逸脱します。戸別補償は一律補償制度です。戸別補償の考え方とインセンティブというのは全く相容れない考え方です。



大きな考え方の飛躍があるのに、それを戸別補償と結びつけて話すのは間違っています。話をするんだったら、戸別所得補償は農家からインセンティブを奪うということをしっかり認めたうえで、違う制度としてインセンティブの話をすべきです。それを戸別補償の延長線上にあるように話をするのは間違っています。



そもそもインセンティブの話をするんだったら、農家に対する戸別所得補償制度なんてなくせばいいんです。



それに規模を拡大することに対して所得補償をするというのは、農業の経営機能が破綻します。何を作るかとか、利益がどうなるかとかは考えずに、ただ規模を拡大するだけでキャッシュが入ってくることになるんでしょ。どんなことをしても、政府が保障をしてくれるんだし。それだと、バブルの頃の銀行みたいなものですね。今の銀行もそうかもしれませんが。



間違っていることに対して、それを隠すような政策を実行して、上書きを繰り返していくことが、日本のこれまでの失敗の問題点の一つです。しっかり反省して、リセットする必要があると思います。