亀井さんは財政出動でデフレを何とかしたいみたいですね。
リンク先のロイター記事を参照ください。
亀井さんが正しいのかもしれないけど、個人的にはどうかなぁと思うし、世の中の流れはその方向に流れていないんだと思う。
前に白川さんの国会報告について書いた後に、いろんなものを見ていると、意外と自分の書いたものは正しかったのかなと思うようになりました。今の方向性は財政再建+金融緩和でデフレ脱却を目指していて、日銀もその方向性に理解を示しているような気がします。
菅さんがインフレターゲットを主張してるんだったら、それは難しいと思います。そもそも日銀法を変えないとダメでしょ。政府はインフレターゲットを導入させる強制力なんて持ってないから。法改正する際に、その手段が正しいかどうか議論するんだと思いますが、それは結論が出せないと思うなぁ。
それよりは自民党の参院公約になっているGDPギャップの改善と金融緩和の方が実効的だと思いますね。日銀の政策決定方法を鑑みて、2008年後半からのGDPの落ち込みを考えると、日銀自体がゼロ金利以上の緩和をする必要があると考えている気がするんですね。少なくとも今現在では。展望リポートの成長率があの程度(2%前後)なら、来年も金融緩和をしても良いと思っているのかもしれない。
ただ、同時に財政健全化を言ってるでしょ。前にも書きましたが、日銀が更に金融緩和をするためには、もっと国債を買うわけですね。長期のものを。それでマーケットにお金を供給するわけですね。それでデフレ脱却をしようと。それでインフレ局面になった際に、期間の短いものが上がって、長期金利がそれほど上がらなければいいんですが、長期金利も上がってしまう可能性があるわけです。
そこで何が起こるかというと、日銀が買った長期の国債の価値が下がるんです。長期金利が上がると。ちなみに、金利と価格は逆に動くので、金利が上がると、債権の価格は下がります。そうすると、日銀のバランスシートが悪化すると。
どう食い止めればいいかというと、政府が財政健全化に乗り出して、国債の発行を抑えて、国債の供給を抑えると、価格の下落が起きないわけですね。つまり、長期金利が上がらないということです。
どうも、いろいろ読んでると、日銀はその方向性ならもっと金融緩和をしても良いと言ってるように感じるんですね。9月の段階で予算のシーリングを決めるとすると、日銀と交渉してもっと金融緩和できるような気がするんですね。
このやり方はかなり実験的で若干こわいんですが、理論的にはバーナンキがもともと言ってた手法に近いような気がします。クルーグマンが言ってるお札をすりなさいと似たようなものだと思ってください。お札をもっと刷ったら、お札の価値が下がるので、インフレになりますが、その理解で大丈夫です。株をやってて思うのは、一度はずみがつくと、飛んでいってしまうので、インフレもそんなに簡単に飼いならせられるのかなと思います。ただ出来ることがあるんだったら、デフレ退治に何かすべきですよね。
さぁ、どうなるんでしょう。
どうでもいいことですが、自民党が言ってるGDPギャップの話は正論だと思います。若干、意趣返しのような気もしますが。ただ、普通の人が分からない言葉をマニフェストに入れるのはどうかと思います。
GDPギャップを流行らせようというなら別ですが。なんて言えばいいか分からないですが、日本の潜在成長性を発揮するための金融緩和とか。このワーディングも変ですが。
女子高生が、今のGDPギャップって大変だよね、って話してるのは想像できない。
もちろん、日本の潜在成長性を発揮するためには!とか話してるのも想像できないですが。