普天間の移設先問題で、岡田さんが修正現行案を提示したという話があったでしょ。鳩山さんも岡田さんも現行案の辺野古沿岸部ではないと否定した話。そもそもそれはワシントンポストの記事でした。



ワシントンポストには実際どんなことが書かれていたんだろうと思って、読むことにしました。
これがワシントンポストのリンク先ですが、たどり着けるかどうかの保証はないです。



全部を読んでの感想は、この人は現状を詳しすぎる。それで、どんな人かと思って調べてみると、中国の専門家なんですね。1980年台初頭に中国の大学で勉強していて、中国語の読み書きが出来ます。ただし、彼は天安門事件の頃にも中国で特派員をやっているので、決して中共賛成派ではないと思います。



その人が詳しいんですよね。日本のメディアで何が書かれてたとか、鳩山さんと谷垣さんの党首討論のポイントもフォローしているわけですよ。と、同時に、彼は中国は詳しいので、台湾海峡がどうなっているか、今回の中国の軍事演習、日本の抗議、すべて分かっているわけですね。それもほぼ完璧に理解しています。大体、外人って、何か変な理解をしたものを書いたりしますが、まったくずれてない。



これはおかしい。日本語を読めない人が書ける文章じゃない。つまり、彼が調べたんじゃなくて、彼に詳細情報を教えている人がいるはずなんですよ、裏に。きっと政治的意図があると思う。



じゃあ、何なんだという話ですが、

The U.S. alliance with Japan is the centerpiece of American policy in Asia and has been a foundation of security in the region for decades. As the alliance has wavered, concern has spread across the region, with officials from South Korea to Australia expressing worries about the future of the U.S. security role.



この英語の部分はそのワシントンポスト引用ですが、端的に言うと、在日米軍というのはアジアの安全保障の要で、オーストラリアも韓国もどうなるか心配していると。書いてはいないですが、アメリカも心配しているということです。



Japanese officials credited a clearer U.S. tone with helping to push Japan toward a broad acceptance of the plan.

The tougher U.S. tactics mark a break from the softer tone that had dominated U.S. interactions with the new Japanese government. Although some officials, such as Defense Secretary Robert M. Gates, had taken a stronger line with Tokyo, others, such as Secretary of State Hillary Rodham Clinton, had been softer. Clinton made statements that Japanese officials interpreted as a sign that the United States was open to renegotiating the relocation deal.

Some in the administration had argued that the United States needed to be sensitive to Japan's new government and recognize the historic nature of the political changes. But others contended that Hatoyama's government misinterpreted the friendly U.S. tone.



ここは何を言っているかというと、日本政府の中にはアメリカがもっと意見をハッキリしてくれると、普天間の問題は解決しやすいと言う意見があるということですね。それに対して、実際厳しい発言をする人とソフトな表現をする人がいるんだけど、この友好的なアメリカの表現を鳩山政権は誤解していると。もちろん、前回の選挙で日本の政治は大きな転換があったので、それを考慮すべきだという人もいるけれどと。



つまり、この記事はアメリカ政府のアドバルーンだということでしょう。前回のワシントンポストのコラムが反響を呼んだので、この作戦は使えるかもしれないと。だから、ワシントンポストを使って、アメリカのメッセージを伝えてみようということですね。



真実を伝えているかどうかは分からないけれど、ヨタ記事でもないということです。アメリカ政府も今回の件が日米同盟の根幹に関わると思っていて、今の時点では、日米同盟がアメリカのアジア戦略の中心であるという認識なんでしょう。



個人的には、日米同盟は日本の外交戦略の中心であるべきだと思いますが、あとは鳩山政権がどのような認識と、どのようなふるまいをするかということですね。