JALは名古屋空港発着の全9路線を廃止し、完全撤退することを愛知県に伝えたそうです。それに対して、副知事さんは「地域として承服できる計画ではない」と強く申し伝えたそうです。愛知県の神田知事さんとその他15道県が一緒に国交省とJALにクレームに行くそうです。

詳細はリンク先の毎日記事を参照ください。

前にも書いたけど、もうこんな不毛なことはやめた方がいいですよ。特に愛知には中部国際空港があるんでしょ。今さら、こんなことでクレームに行くよりも、跡地利用であったり、赤字補填費用をどう活かすかを考えた方がいいと思います。

と言っても、どうせ伝わるような話でもないので、折角だから違うことを書き散らしてみましょう。

愛知県は予算項目の中に「航空対策の推進」という項目をお持ちになっています。その項目は以下のリンク先の資料にあります。

さぁ、資料の中にある本年度予算を見てみると、名古屋飛行場費というのがあって、17億円くらい支出予定です。今に廃港になるかもしれないというものに17億円も出しているんですね。これでJALが来年から飛行機を飛ばさないというんだったら、住民には説明できないですね。その気持ちをJALにぶつける前に、ご自分で反省された方がよろしいんじゃないでしょうか。

この予算を見てみると、大きな項目として、管理運営費というのと施設整備費というのがありますね。管理運営費には9億円、施設整備費には7億円。17億円の内訳のほとんどはこの二つですね。不思議なのは、この二つは何ですかということですね。

空港を運営しているのは名古屋空港ビルディング株式会社です。愛知県と名古屋市が大株主の第三セクターだと思われます。ちなみに、その会社は以下のリンク先で見れます。それから名古屋市はほとんど空港関係費用を出していません。

ただこの運営しているという表現が難しいですよね。主な業務の一番最初は名古屋空港の指定管理者業務となっているんですよね。これは何を指しているかというと、おそらく空港は愛知県が所有していて、それの管理運営を名古屋空港ビルディング会社がやっているということだと思います。詳しく聞いてみないと、これ以上は分からないですが。

翻って、愛知県のこの管理運営費と施設整備費は何ですか、ということですね。文言だけを考えると、名古屋飛行場の管理運営をお願いしている空港会社に払っているお金なんでしょうね。それが9億円。

もう一つの空港整備費ですね。昔、ここに内訳が載っていました。本年度予算にはないですが。その内訳とは、この空港会社の金利負担をしたんですね。要するに、利益を貰ってから利払いをするとかなりの赤字になる状況にあったので、金利負担をしたということですね。今回の予算はどうでしょう?規模からすると、それなりのものが金利負担に回っているように思いますね。でも詳細がないので分からないです。そして、滑走路の整備等に残りのお金は流れているということですね。

この二つだけで16億円。

さぁ、では、この空港会社の決算も見てみましょう。

平成20年度の決算が最新なので、それを参照します。まずは売り上げが15億円くらいありますね。これの内訳って何なんでしょう?いろんなビジネスをやっているので、いろんなところからお金が来ているんでしょうね。

この年の利用者はおそらく36万人くらいですね。そこから15億円を考えてみると、JALが15億円も名古屋空港に払ったとは思えないです。せいぜい5億円だけど、そんなに払ってないと思います。これ以上は聞かないと分からないですね。ということは、残りのほとんどは不動産賃貸かと言うことになりますが、ほとんどショップはないみたいだから、そんなに稼げないですよね。

じゃあ、いろんなところから来ている売り上げのメインって何?ということになると、おそらく愛知県が出している運営管理費ですね。要するに、愛知県が運営管理費をコントロールすることによって、この会社の決算書が保たれていると考えて大丈夫なんじゃないでしょうか。

だったら、そもそも大赤字になる可能性のあるものを補助金でカバーしているということになりますね。取り繕っているということでしょうか。もしここでJALが撤退を決めたら、取り繕いはいらなくなりますね。それは愛知にとって良いことではないですか?

それをわざわざ撤退しないでくださいと言いに行くのはどういうことなんでしょう?取り繕っていたことを最後まで隠して、JALのせいにして、飛行場の跡地利用を考えるということなんですかね?それとも何かの利権が絡んでいるのですかね。変な勘ぐりをしたくなります。

だから、国交相の前原さんはこの問題が問題だと認識しているわけでしょ。忙しいんでしょうが、もっとバシッとやって欲しいですね。それでJALももう諦めて、撤退しますと言いに来たわけでしょ。いつまで地方自治体が過去の幻想にしがみついているのか分からない。

たしかに、名古屋飛行場は特殊ケースで、中部国際空港が出来たからこうなった側面もあるだろうけど、そこでどんな約束をされたのか知らないですが、諦めるものは諦めるべきではないでしょうか?それを住民のためというのは、如何なものかと思いますよ。県民全体を考えると、このお金と跡地利用を考えた方がよっぽどプラスじゃないですか?


ご提案です、如何でしょう。