普天間の基地移設について、アメリカが地元の合意はとれているのかと岡田さんに聞いたそうです。

リンク先の産経の記事を参照してください。


まだ合意は取れてないですよね。地元の人は疑心暗鬼になってるみたいだから、ここから2ヶ月で合意を取るのは難しいかもしれないですね。だから、前にも書いたけど、本気でやりたいんだったら、鳩山さんが自分で話をしに行くべきだっただと思いますよ、最低限として。本決まりしてから行こうと思ってるのかもしれないけれど、自分で泥を被る覚悟がないと前には進みづらいんじゃないですかね。


とりあえず、アメリカのメッセージは5月末にこだわらないということと、地元の合意を先に取って欲しいということなんでしょ。つまり、日本の現政権が動揺することには関わりたくないということなんでしょう。そりゃあ、そんな責任押し付けられたくないですよね。


徳之島は現状では無理そうですね。少なくとも5月末は。議会も町長も知事も反対でしょ。それで5月9日、ゴールデンウィークの最後の日に1万人規模の反対集会を開こうとしてるんですよね。だとすると、さすがに地元の政治家は一ヶ月で意見なんて変えられないですよ。


ホワイトビーチ案はアメリカが難色ですね。実現可能性がないと。


現案で残っているのは、キャンプシュワブ陸上案で、それは社民党が反対。ただし国民新党はこの案に賛成してます。国民新党の下地さんは沖縄の人で、その人が押しているということは、それなりに当てがあるのかもしれないですが、よく分からないです。社民党を振り切るということなんですかね。


ふとね、社民党の阿部さんの県外移設要望記事を見つけたので、貼り付けておきます。
リンク先の産経記事です。


少し長いですが、引用しておきます。
 「政府・与党の沖縄基地問題検討委員会では「抑止力は何か」「米軍の戦略は何か」が議論されず、絆創膏(ばんそうこう)的な解決だけを図ろうとしています。日本が当面北朝鮮と落ち着かない政治情勢にあるのは間違いないですよ。そのための米軍の存在をどう考えるか。そうであれば必ずしも沖縄でなくていい。
 私は沖縄検討委で、最終的なゴールは米領のグアム・サイパン・テニアンだと主張しました。米国の軍事戦略がそうなので20年、50年先を見越したアジア・太平洋の安全保障の姿として提案しました。直近の5年、10年は「分かち合う安全保障」として広く日本国内で負担を分担する考えも伝えましたが、論議された気配はありません。」(引用ここまで)

アジア・太平洋の当面の課題は大きくなる中国にどう対応するかです。中国が現実の脅威だと言ってるわけではないですよ。そういうことを考える必要があると言ってるだけです。じゃあ、具体的に何ですかって言われると、南沙諸島と台湾海峡じゃないですかね。


ただ、フィリピンがアメリカを一度追い出したので、アメリカ政府も対応を考える必要が出たんでしょうね。グランドデザインを。それで再編成の話があって、グアムであったり、座間であったり、沖縄の再編成があって、それも今の議論の伏流のひとつですよね。


ちなみに、その後フィリピンで何があったかというと、南沙諸島を中国が実効支配するようになりました。アメリカ軍がフィリピンから撤退したので。


沖縄の米軍の規模感というのは議論されるべきですが、ここをあまり減らすと、台湾有事の対応が遅れますよね。台湾が落ちたら、次は沖縄が直接的な脅威に晒されるわけですね。だから、与那国の人は陸上自衛隊に来て欲しかったわけですよね。


そしたら、日本の取る選択肢は米軍を維持して、沖縄防衛の楯にするか、自力で防衛力をもっと上げるかですよね。自力でやるとすると、GDP比で3-5%くらいは使わないとダメなんでしょうね。20兆円前後かな。それでなおかつ、これくらいの規模の予算を使い出すと、アジアの国が不安になるので、外交上・ビジネス上、ちょっと関係が複雑になりますね。米軍の代わりに、各地で基地を持たなきゃダメになるかもしれないし、対馬を含め、もっと九州沿岸の防備をする必要もあるでしょうね。航空母艦を持って、揚陸艦を持って、潜水艦を増やして、ストライカーを増強して、爆撃機も持ち、PAC3完全配備みたいな。それでいいんですかね。


僕みたいなどこの馬の骨か分からない人がこんな話を書く分にはいいですが、もし政府がこんな議論をしていて、そこに議論を表に出すような人が含まれてたら、大変ですよ。中国は仮想敵国になってるって更に軍備増強するでしょう。


僕も阿部さんの意見に一部賛成で、絆創膏的な解決を図るべきではないと思います。ただ同時に、どういう議論だったかも表に出すのは危険だと思います。その解決策には台湾有事をどうするかも含めるべきで、もし台湾有事の際に、台湾政府が公式に日本に助けを求めたらどうするかまで含めるべきです。もし韓国が北朝鮮と戦争をしたとしても、日本に助けを求めるとは考えにくいので。


正直言って、米軍を使っている方が良いと思いますけどね。まだ日本が大幅な軍備増強を出来るタイミングに来ていないと思いますよ。戦争が終わって65年ですが、韓国と中国は、日本に軍事的意図がないって言ったって、信じないでしょう。最低でも、台湾・フィリピン・ベトナムには信じてもらう必要があるでしょうね。それがあるとしたら、中国の軍事プレゼンスが想像以上に大きくなったときだけでしょうね。


人民共和国が成立して以降、中国は台湾・韓国・ベトナム・インド・ロシアと戦争をしましたが、1979年のベトナムが最後ですよね。だから、今のところ、中国も戦争をする意図はないんじゃないでしょうね。それなら日本は軍備増強は出来ないけれど、かと言って、何もしなければいつ攻められるか分からない時代がもうすぐ来るんでしょ。

戦争なんていつ始まるかなんて分からないですよ。張作霖爆殺は意図的だったでしょうが、盧溝橋はどう考えても意図的じゃないでしょ。でも支那事変はそこからスタートするわけです。対応できる力は最低でも持つ必要があります。


だから、米軍の日本駐留は次善の策です。その上でアジアを考えると沖縄です。ただし、沖縄に全ての負担も負わせられないですよね。うまく少しずつ軽減していくしかないんでしょうね。テニアンとかサイパンは無理ですよ。遠いから。だから徳之島は良い案だと思ったのですが、反対運動がここまで大きくなると、当面は説得なんて出来ないでしょうね。腹案じゃなくて別の妙案を探した方がいいんでしょうね。それがキャンプシュワブ陸上案なんですかねぇ。沖縄の人たちが賛成するのか反対するのかが良く分かりません。