今日の香港はとても寒いです。
と言っても、摂氏10度くらいですが。防寒の準備が出来ていないので、これくらいの気温でも厳しくて。毎年、旧正月の頃になると寒くなって耐えられなくなるのですが、ところがこの時期だけなので、頑張れば乗り切れるんじゃないかと思ってしまいます。でも、やっぱり暖房の一つくらいは必要ですね。
このまま香港の季節について書こうと思ったのですが、かなりどうでも良い内容になったのでやめることにしました。それで、最近、ときどき考える最低賃金についてでも書こうと思います。
民主党が最低賃金を引き上げる政策を持っています。最低賃金を1000円にするといってるやつですね。正確には、当面は800円を最低賃金として、全国の最低賃金の平均を1000円にもって行こうという政策です。
http://www.dpj.or.jp/news/files/hikakushikumi(2).pdf
ここに彼らが2007年に参議院に提出した案の概要があります。
ポイントは先に書いたように最低賃金を引き上げることと、その目的は労働者がその金額で生計を建てられるようにすることだそうです。
もし彼らが言ってるような結果になるのであれば、最低賃金を上げることに何の異論もないです。それ以上に、この政策によって多くの人が救われるのであれば素晴らしいことだと思います。問題は果たしてそうなるのかということですね。
結論から言うと、最低賃金を上げても、ものごとの本質的な解決にはならないでしょうね。賃金を上げると基本的には製品の値段に跳ね返ります。ただし10%賃金を上げたからといって、全体のコストが10%上がるわけではないので、どのレベルで値段が上がるかはものによります。あるいは競争条件に依存します。マクロレベルで考えると、交易条件の中で労働コストが上がって、それがインフレを引き起こすことになるのでしょう。おそらくでしかないですが、その環境では為替が弱くなっていると思われます。
中身はゆっくり説明しますが、要するに、一つの政策の波及経路は複雑で、しっかり事前に考えないと、取り返しのつかないことになる可能性があります。もちろん、しっかりフィードバックを得て、行政がマイナーチェンジを繰り返すことも必要ですが。今回は最低賃金をいろんな角度から捉えてみたいと思います。
何回かに分けて書くので、書いているうちに話す内容が膨らんだりしぼんだりするかもしれませんが、最低賃金を大幅に上げるとどうなるのか、最低賃金を動かすことの功罪、最低賃金の意義について書きます。
ちなみに、僕は最低賃金を段階的に大幅に引き上げるのに賛成です。この案の起草者が気づいていたのかどうかは知りませんが、意外に面白い政策だと思います。
続きは次回に。
と言っても、摂氏10度くらいですが。防寒の準備が出来ていないので、これくらいの気温でも厳しくて。毎年、旧正月の頃になると寒くなって耐えられなくなるのですが、ところがこの時期だけなので、頑張れば乗り切れるんじゃないかと思ってしまいます。でも、やっぱり暖房の一つくらいは必要ですね。
このまま香港の季節について書こうと思ったのですが、かなりどうでも良い内容になったのでやめることにしました。それで、最近、ときどき考える最低賃金についてでも書こうと思います。
民主党が最低賃金を引き上げる政策を持っています。最低賃金を1000円にするといってるやつですね。正確には、当面は800円を最低賃金として、全国の最低賃金の平均を1000円にもって行こうという政策です。
http://www.dpj.or.jp/news/files/hikakushikumi(2).pdf
ここに彼らが2007年に参議院に提出した案の概要があります。
ポイントは先に書いたように最低賃金を引き上げることと、その目的は労働者がその金額で生計を建てられるようにすることだそうです。
もし彼らが言ってるような結果になるのであれば、最低賃金を上げることに何の異論もないです。それ以上に、この政策によって多くの人が救われるのであれば素晴らしいことだと思います。問題は果たしてそうなるのかということですね。
結論から言うと、最低賃金を上げても、ものごとの本質的な解決にはならないでしょうね。賃金を上げると基本的には製品の値段に跳ね返ります。ただし10%賃金を上げたからといって、全体のコストが10%上がるわけではないので、どのレベルで値段が上がるかはものによります。あるいは競争条件に依存します。マクロレベルで考えると、交易条件の中で労働コストが上がって、それがインフレを引き起こすことになるのでしょう。おそらくでしかないですが、その環境では為替が弱くなっていると思われます。
中身はゆっくり説明しますが、要するに、一つの政策の波及経路は複雑で、しっかり事前に考えないと、取り返しのつかないことになる可能性があります。もちろん、しっかりフィードバックを得て、行政がマイナーチェンジを繰り返すことも必要ですが。今回は最低賃金をいろんな角度から捉えてみたいと思います。
何回かに分けて書くので、書いているうちに話す内容が膨らんだりしぼんだりするかもしれませんが、最低賃金を大幅に上げるとどうなるのか、最低賃金を動かすことの功罪、最低賃金の意義について書きます。
ちなみに、僕は最低賃金を段階的に大幅に引き上げるのに賛成です。この案の起草者が気づいていたのかどうかは知りませんが、意外に面白い政策だと思います。
続きは次回に。