鳩山さんって恐いねぇ。鳩山さんって言っても元祖黒い方の鳩山さん。白い方って言い張ってた人も結局同じことをしていたことが分かったので、白い方はいなくなったけど、黒い人はずっと黒いままなので。
ニュースを見てて発見したんだけど、共産党の志位さんと意見交換したなかで、彼が「大企業の内部留保が日本経済の成長力を損なってる」と指摘して、それに対して鳩山さんは「内部留保に適正な課税を行うことも検討してみたい」と答えたそうです。
あくまでもニュース記事の断片だし、それに内部留保に課税すると言ったわけじゃないので、それほど重要なことじゃないかもしれないけど、ちょっと発言が浅はかなような気がしてならないです。
まず、共産党が内部留保にケチをつけているわけですが、まぁある意味当たり前ですね。内部留保は彼らの論理からすると、不当利益という資本の収奪の結果の一つが内部留保になるので。資本がリターンを生み出すと、それは配当されるか、経営者に払われるか、内部留保になるので、収奪された残りがそこにあると見ているんでしょう。要するに労働者に100%分配されれば、そんなものが残るはずがないんだから。だから、彼らが内部留保を敵視するのは分かるような気はします。
ただ、それが成長を阻害しているという理由は良く分からない。資本家が嫌いだから金を吸い上げろと言うなら共産党らしいなと思うけど、内部留保が成長を阻害していると言うのは分からない。
話の流れからすると、税金にして国が収奪するともっと日本が成長するということになるけど、その論理はもっと分からない。
そもそも内部留保は、基本的には、税引き後の利益を中心に生み出されるのだから、それに税金を掛けることの意味が分からない。それは法人税を引き上げると言ってるのより質が悪い。過去の利益に対して税金を取ると言ってるんだから。
企業が利益を上げて、その一部を次の投資にまわします。内部留保というのは企業の成長の源泉でこそあれ、成長を阻害すると言うことは考えられないです。もし仮に、経営者に能力がなくて成長のための投資が出来ないのであれば、全て配当として払い出せば良いだけの話で、そこに税金云々の話は出てきません。
今回の不況でも大企業の倒産は限られていて、その一部は彼らが負債のバランスを改善させたからということがあります。日本の大企業の多くは、自己資本に対して負債の量が多かったのですが、2003年からの好況時に負債のバランスを改善させました。やり方としては負債の量を減らすか、負債の量が一定でも自己資本が厚くすれば改善します。自己資本を厚くするというのは要するに内部留保を増やすということです。
日本の経営者がこういう大不況が来ることを想定していたわけじゃないないにしても、結果として、簡単には会社が潰れない体質になっていたということでしょう。それが出来なかった会社は日本でもアメリカでも潰れてしまっています。
翻って、内部留保に税金を掛けるとどうなるかというと、自己資本が減るので、結果として負債も減らす必要が出て、投資自体が減ります。つまり、成長が今まで以上に阻害されます。
その上、国債会計基準を導入するのが間近に迫っていて、自己資本が一層悪化する懸念があります。日本の企業年金は結構な含み損があります。これを何年かに渡って累損を解消しているわけですが、国債会計基準を導入すると、これが単年度で損だしすることになるでしょう。つまり、もう一段、自己資本が悪化する可能性があります。
こういう状況の中で、首相が内部留保に税金を掛けることも検討すると発言すること自体が恐ろしいですね。こういうやり取りを見てると暗い気持ちになってきます。もちろん、首相が微に細に渡って知るのは無理かもしれないですが、ある程度のことまでは見識の範囲内として理解していて欲しいものです。
最近、中国の歴史テレビドラマを良く見るのですが、基本パターンがあって、大王は結構無能で、優秀な部下と佞官と言われる悪い部下がいて、最初は優秀な部下の話を聞いてるんだけど、最後には悪魔のささやきに大王が乗って、失敗が繰り返されていくというような話が多いです。でも、大王はときどき自分が悪かったみたいな正気に戻って、実はいい奴かもしれないという微妙なポジションを維持していきます。。。
今の世の中って昔の宮廷のようになってきてるのかなぁ。たぶん今の政権にいる人たちは決定をするということに慣れてない人が多いのかもしれないですね。あるいは、政権を運営する上での基本的な見識に欠けているのかもしれないですね。
ニュースを見てて発見したんだけど、共産党の志位さんと意見交換したなかで、彼が「大企業の内部留保が日本経済の成長力を損なってる」と指摘して、それに対して鳩山さんは「内部留保に適正な課税を行うことも検討してみたい」と答えたそうです。
あくまでもニュース記事の断片だし、それに内部留保に課税すると言ったわけじゃないので、それほど重要なことじゃないかもしれないけど、ちょっと発言が浅はかなような気がしてならないです。
まず、共産党が内部留保にケチをつけているわけですが、まぁある意味当たり前ですね。内部留保は彼らの論理からすると、不当利益という資本の収奪の結果の一つが内部留保になるので。資本がリターンを生み出すと、それは配当されるか、経営者に払われるか、内部留保になるので、収奪された残りがそこにあると見ているんでしょう。要するに労働者に100%分配されれば、そんなものが残るはずがないんだから。だから、彼らが内部留保を敵視するのは分かるような気はします。
ただ、それが成長を阻害しているという理由は良く分からない。資本家が嫌いだから金を吸い上げろと言うなら共産党らしいなと思うけど、内部留保が成長を阻害していると言うのは分からない。
話の流れからすると、税金にして国が収奪するともっと日本が成長するということになるけど、その論理はもっと分からない。
そもそも内部留保は、基本的には、税引き後の利益を中心に生み出されるのだから、それに税金を掛けることの意味が分からない。それは法人税を引き上げると言ってるのより質が悪い。過去の利益に対して税金を取ると言ってるんだから。
企業が利益を上げて、その一部を次の投資にまわします。内部留保というのは企業の成長の源泉でこそあれ、成長を阻害すると言うことは考えられないです。もし仮に、経営者に能力がなくて成長のための投資が出来ないのであれば、全て配当として払い出せば良いだけの話で、そこに税金云々の話は出てきません。
今回の不況でも大企業の倒産は限られていて、その一部は彼らが負債のバランスを改善させたからということがあります。日本の大企業の多くは、自己資本に対して負債の量が多かったのですが、2003年からの好況時に負債のバランスを改善させました。やり方としては負債の量を減らすか、負債の量が一定でも自己資本が厚くすれば改善します。自己資本を厚くするというのは要するに内部留保を増やすということです。
日本の経営者がこういう大不況が来ることを想定していたわけじゃないないにしても、結果として、簡単には会社が潰れない体質になっていたということでしょう。それが出来なかった会社は日本でもアメリカでも潰れてしまっています。
翻って、内部留保に税金を掛けるとどうなるかというと、自己資本が減るので、結果として負債も減らす必要が出て、投資自体が減ります。つまり、成長が今まで以上に阻害されます。
その上、国債会計基準を導入するのが間近に迫っていて、自己資本が一層悪化する懸念があります。日本の企業年金は結構な含み損があります。これを何年かに渡って累損を解消しているわけですが、国債会計基準を導入すると、これが単年度で損だしすることになるでしょう。つまり、もう一段、自己資本が悪化する可能性があります。
こういう状況の中で、首相が内部留保に税金を掛けることも検討すると発言すること自体が恐ろしいですね。こういうやり取りを見てると暗い気持ちになってきます。もちろん、首相が微に細に渡って知るのは無理かもしれないですが、ある程度のことまでは見識の範囲内として理解していて欲しいものです。
最近、中国の歴史テレビドラマを良く見るのですが、基本パターンがあって、大王は結構無能で、優秀な部下と佞官と言われる悪い部下がいて、最初は優秀な部下の話を聞いてるんだけど、最後には悪魔のささやきに大王が乗って、失敗が繰り返されていくというような話が多いです。でも、大王はときどき自分が悪かったみたいな正気に戻って、実はいい奴かもしれないという微妙なポジションを維持していきます。。。
今の世の中って昔の宮廷のようになってきてるのかなぁ。たぶん今の政権にいる人たちは決定をするということに慣れてない人が多いのかもしれないですね。あるいは、政権を運営する上での基本的な見識に欠けているのかもしれないですね。