株式会社Multiface代表の五反田です。
今回は、
「不動産投資の失敗を防ぐ第三者チェック」
についてお話しします。
不動産投資で失敗する人の多くは、
実は物件そのものの問題よりも、
契約前の確認不足が原因になっています。
自分一人の判断だけで契約を進めてしまい、
後から「知っていれば防げた」という
トラブルに直面するケースを、
私はこれまで何度も見てきました。
今日は、契約前に相談すべき3人の専門家について、
それぞれの役割と活用のポイントをお伝えします。
ポイント1:宅地建物取引士(宅建士)
結論から言うと、重要事項説明は
「聞くだけ」で終わらせず、疑問点を
その場で質問することが重要です。
なぜなら、重要事項説明書には物件の
権利関係、法令上の制限、インフラ状況など、
契約後には取り返しのつかない情報が詰まっているからです。
簡単にいうと重要事項説明は商品説明です。
たとえば、再建築不可物件や、
私道の通行・掘削承諾が取れていない土地などは、
説明書の中に記載があっても、専門用語のまま
読み流してしまうと見落としがちです。
以前、あるオーナー様が重要事項説明の際に
「この私道部分の権利関係はどうなっていますか」と
一言質問したことで、将来的な建て替え時の
トラブルリスクが事前に判明したケースがありました。
説明を受ける側も、わからない言葉は
その場で質問する姿勢を持つことが、
見落としを防ぐ一番の近道です。
ポイント2:税理士
結論として、税理士には契約前、
できれば物件選定の段階から相談するのが理想です。
というのも、不動産投資の税務は
「購入後」にはもう手の打ちようがない
判断が多く含まれているからです。
たとえば、個人と法人のどちらで
購入するか、減価償却の取り方をどうするか、
といった選択は、購入時点でほぼ決まってしまいます。
購入後に「法人化しておけばよかった」と
気づいても、物件を一度売却して買い直すような
大きなコストがかからない限り方針転換は簡単ではありません。
また、収支シミュレーションの段階で
納税額を織り込んでいなかったために、
想定していたキャッシュフローが税金で
目減りしてしまうという相談も少なくありません。
購入前の税理士相談は「節税」よりもむしろ
「想定外を減らす」ためのものだと捉えると、
活用しやすくなると思います。
ポイント3:
弁護士と司法書士、
ファイナンシャルプランナー
結論として、この3者は役割がまったく異なるため、
相談内容によって使い分ける必要があります。
弁護士に相談すべきなのは、
契約書の特約条項に不利な内容がないか確認したいときや、
既に売主・仲介業者とのトラブルが発生しているケースです。
一方、司法書士は主に登記手続きの専門家であり、
所有権移転や抵当権設定など、契約が成立した後の実務を担います。
ファイナンシャルプランナーは、
ローンの組み方や生涯収支など、
投資全体のライフプラン設計に関わる相談相手です。
たとえば「契約条件に納得がいかない」
という相談は弁護士、
「名義や登記をどうするか」は司法書士、
「今後何年で完済を目指すべきか」は
ファイナンシャルプランナーというように、
悩みの性質によって
相談先を切り分けることが大切です。
3者の役割を混同してしまうと、
本来相談すべき専門家にたどり着けないまま
不安だけが残ってしまうので、この違いは
早めに理解しておくことをおすすめします。
まとめです。
不動産投資における第三者チェックは、
コストではなく「保険」だと私は考えています。
宅建士には重要事項説明の内容を、
税理士には購入前の税務判断を、
弁護士・司法書士・ファイナンシャルプランナーには
それぞれの専門領域を、遠慮なく相談してください。
契約前のひと手間が、
その後何年にもわたる安定した
投資成果につながっていきます。
次に物件を検討する際は、ぜひ今日お伝えした
3人の専門家の存在を思い出してみてください。
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