株式会社Multiface代表の五反田です。
今回は、
不動産投資でよくある
失敗についてお話しします。
不動産投資は、正しく進めれば
安定した資産形成の手段になります。
一方で、「あのとき誰かに教えてもらっていれば」という
後悔の声も、現場では非常に多く耳にします。
特に怖いのは、失敗に気づくタイミングが遅く、
取り返しのつかない状況になってから
ようやく問題が顕在化するケースです。
今回は実際に起こりやすい
失敗パターンを3つ取り上げます。
これから投資を始める方、
すでに検討中の方はぜひ参考にしてください。
ポイント1:
営業任せで買ったあとに
「収支が合わない」と気づいたケース
不動産投資の失敗でもっとも多いのが、
「営業担当者に勧められるまま購入した結果、
自分では収支の検証ができていなかった」パターンです。
物件購入時に提示される収支シミュレーションは、
家賃収入が満室状態で計算されていることが多く、
管理費・固定資産税・ローン返済などのコストが
十分に考慮されていないケースもあります。
「月々プラスになる」と言われて買ったのに、
実際に運用してみると手残りがほとんどない、
あるいはマイナスだったというのは珍しい話ではありません。
重要なのは、購入前に自分でキャッシュフロー
(手元に残るお金の流れ)を計算する習慣を持つことです。
年間の家賃収入から、
ローン返済・管理費・修繕積立金・税金を
すべて差し引いて、実質的にいくら残るかを確認する。
そのひと手間が、大きな失敗を防ぐ一歩になります。
ポイント2:
修繕費・空室・金利上昇の3つを
甘く見てキャッシュフローがマイナスに
購入時の収支計算が合っていたとしても、
運用中の想定外のコストでバランスが
崩れるケースがあります。
特に見落としやすいのが
「修繕費」「空室期間」「金利上昇」の3つです。
築年数が経過した物件では、
給湯器の交換や外壁補修といった
突発的な修繕費が発生します。
また、入居者の退去から次の入居者が
決まるまでの空室期間は、家賃収入が
ゼロになる一方でローン返済は続きます。
さらに変動金利でローンを組んでいる場合、
金利上昇によって毎月の返済額が増えるリスクもあります。
これら3つを「たぶん大丈夫だろう」と
楽観的に見積もってしまうと、毎月の手残りが
じわじわとマイナスに傾いていきます。
対策としては、空室率を10〜15%程度で
見込んだシミュレーションを行い、修繕費の
積立を月々の収支に組み込んでおくことが有効です。
最初から保守的な数字で計算しておくほうが、
実態に近い収支管理ができます。
ポイント3:
出口を考えずに高利回りだけで
買って売れなくなったケース
「利回り(投資額に対する家賃収入の割合)が高い=良い物件」
という考え方だけで購入すると、出口(売却)の
段階で苦労するケースがあります。
地方の築古物件などは、表面利回り(gross yield)が
10%を超えることもありますが、
築年数が古く担保評価が低いため、次の買い手が融資を
受けにくい状況になっていることがあります。
融資が使えない物件は買い手が限られ、
希望価格での売却が難しくなります。
いくら利回りが高くても、
手放せない物件は資産としての流動性が低く、
ポートフォリオの足かせになってしまいます。
物件を購入する際は、
「この物件を将来売るとしたら、誰が・いくらで買うか」を
事前にイメージしておくことが大切です。
立地・築年数・融資の付きやすさを総合的に
判断したうえで、出口まで見越した投資計画を立てることが、
長期的な成功につながります。
まとめです。
失敗パターンを知ることが、
最大のリスク管理になる
今回は、
「営業任せの購入」
「コスト見積もりの甘さ」
「出口戦略の欠如」
という3つの失敗パターンを取り上げました。
どれも「知っていれば防げた」内容であり、
事前の学習と自分自身での検証が、
投資の成否を大きく左右します。
不動産投資は正しい知識と判断軸を持って臨めば、
着実に資産を積み上げられる手段です。
今日の学びを、ぜひ次のアクションに活かしてみてください。
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