株式会社Multiface代表の五反田です。
今回は、
新築ワンルーム投資における
「節税トーク」の実態についてお話しします。
「節税になりますよ」という一言で
購入を決めた方が、数年後に後悔する
ケースを私はこれまで何度も見てきました。
悪意があるとは言い切れない場合もありますが、
業者のシミュレーションには
「意図的に省かれた数字」が存在することがあります。
今回は、その構造を数字ベースで整理します。
ポイント1:
減価償却節税の正体は「税金の先食い」
減価償却とは、建物の取得費用を
一定期間にわたって経費として計上できる仕組みです。
新築ワンルームはこの償却額が
大きいため、購入当初は帳簿上の赤字が出やすく、
給与所得との損益通算で所得税・住民税が減る場合があります。
ただし、これは「節税」ではなく「税金の先送り」です。
償却期間(新築RC造なら最長47年ですが、
実際には築年数に応じて短くなります)が終了すると、
経費に計上できる減価償却費がゼロになります。
家賃収入はそのまま所得として
課税対象になるため、税負担が一気に増える
「税金爆弾」が爆発する構造になっています。
さらに売却時には、減価償却した分だけ
取得費が下がるため、譲渡所得が膨らみます。
節税していた期間分の税金を、
売却時にまとめて払うことになるのです。
ポイント2:
シミュレーションから意図的に消えている3つの現実
業者が提示するシミュレーションには、
収支をよく見せるために省かれがちな項目があります。
①修繕費
新築から10〜15年が経過すると、
給湯器・エアコン・水回りなどの交換が発生します。
1回あたり数万〜十数万円の出費ですが、
シミュレーションには記載されないことがほとんどです。
②空室リスク
「家賃保証があるので安心」
と説明されますが、サブリース契約は
数年ごとに家賃が見直されます。
当初の保証賃料が維持されるとは限らず、
築年数が上がるほど下落圧力が強まります。
③金利上昇リスク
変動金利でローンを組んでいる場合、
金利が1%上昇するだけで月々の返済額は
数千円単位で増えます。
35年ローンで購入した場合、この影響は長期にわたります。
これら3点がシミュレーションに
含まれていない場合、「黒字」に
見えていた収支が実態では赤字だった
というケースは珍しくありません。
ポイント3:
本物の節税か詐欺的トークかを3秒で見抜く確認ポイント
節税効果を判断するには、
以下の3点を必ず確認してください。
①償却終了後の収支はどうなっているか
償却が終わった後のシミュレーションが
提示されていなければ、それは不完全な資料です。
②売却時の譲渡税まで含めたトータル収支はプラスか
運用中の節税額と、売却時の譲渡課税を
合算して初めて「本当に得か」が見えます。
③空室・修繕・金利上昇を加味した実質利回りは何%か
表面利回りが4〜5%でも、
これらのコストを差し引いた実質利回りが
1〜2%以下になるケースは実際に存在します。
節税額でその差を埋められるかどうかが判断の分かれ目です。
逆に、高所得の給与所得者が短期間の
キャッシュフロー改善を目的とする場合など、
節税効果が合理的に機能するケースも存在します。
「節税になる・ならない」ではなく、
「自分の状況でプラスになるか」を数字で
確認することが重要です。
まとめです。
新築ワンルーム投資の「節税トーク」は、
減価償却の仕組みを利用した合法的な
スキームですが、その効果は限定的で、
長期的に見ると必ずしも有利とは言えません。
シミュレーションに修繕費・空室・金利上昇が
含まれているか、償却後と売却後のトータル収支が
黒字かどうかを確認する習慣をつけてください。
数字を自分で読み解けるようになることが、
不動産投資で失敗しないための最大の武器になります。
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